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上位との差は意識しないクロップ 「勝っても負けても残留争いが続く」

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 ドルトムントユルゲン・クロップ監督は、ブンデスリーガでは今後も1部残留争いがチームの最大の目標だと語った。

 今季前半戦から低調な戦いが続いていたドルトムントは、後半戦開始早々に最下位に転落。だが第20節フライブルク戦と第21節マインツ戦には連勝を収め、降格圏外の14位に順位を上げて復調の気配を見せ始めている。

 今週末にはアウェーでシュトゥットガルトと対戦。後半戦の4試合で勝ち点1の獲得にとどまっているシュトゥットガルトはドルトムントに代わって最下位に転落し、厳しい戦いを強いられているチームだ。18日の会見でクロップ監督は次のように述べた。

「もちろん、状況は少し改善されたのでうれしく思っている。だが、今後もこの道を最後まで歩み続けなければならない。1点を決めるたびに安堵するのではなく、前に進むべきだ。安定したパフォーマンスを続けていくことだけが我々の義務だ」

「シュトゥットガルトは我々と同じように気迫を持って後半戦をスタートさせた。結果は出せていないが、下を向いてはいないだろうし、全力でかかってくるだろう。彼らはいつも激しい相手で、非常にアグレッシブだ。我々にも心の準備が必要になる」

 来季ヨーロッパリーグ出場権を得られる6位との差は10ポイントだが、上位との差は気にしていないとクロップ監督は主張した。

「(上位進出には)まったく興味がない。下との差を意識するだけで十分だ。シュトゥットガルトに勝っても残留争いが続くし、負けても降格が決定するわけではない」

「難しい状況に入ってしまっているので、そこから抜け出すために集中しなければならない。そのためには、今の状況と関係のないことには目を向けないようにするよ」

 DFマッツ・フンメルスエリック・ドゥルム、ジェレミー・ドゥジアク、MFヤクブ・ブワシュチコフスキ、FWチーロ・インモービレは風邪を引いており、シュトゥットガルト戦のメンバー入りは厳しいようだ。一方、チーム練習に復帰したMFスベン・ベンダーセバスティアン・ケールに関しても、クロップ監督はまだ様子を見たいとコメントしている。

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