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カウンター対策も講じて8試合ぶりの無失点、柏DF鈴木大輔「自信になったと思う」

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[5.2 J1第1ステージ第9節 柏0-0清水 柏]

 ホーム・日立柏サッカー場での初勝利は叶わなかったが、柏レイソルは開幕の神戸戦(○1-0)以来となる無失点で試合を追えた。特に後半は押し込むことで、清水エスパルスの攻撃の機会を摘んだ。終盤は最終ラインの鈴木とDFエドゥアルドも敵陣まで押し上げており、カウンターに晒される状況は考えられたが、「カウンター対策はしっかりできていた」とDF鈴木大輔は清水戦を振り返る。

「オレとエドゥが敵陣に入ったときは間にバラ(茨田陽生)を置いて、フラフラ下がる大前を間接的に捕まえておく。今日だったらウカタ選手が大前と離れたところにいたので、間に1人置いておけば問題なかった」。後半、清水の2トップであるFW大前元紀とFWピーター・ウタカにカウンターからシュートに持ち込まれる場面もあったが、GK菅野孝憲の正面を突いて事なきを得た。

 清水を押し込む中で、センターバックの鈴木から、センターフォワードのFWレアンドロへのボールも見られた。柏の3トップに対して、清水がマンツーマンで守っていたことが奏功したと鈴木は言う。「相手の後ろがマンツーマンだったので。いつもだったら、オレからレアンドロのところはケアされているから通らないですけど、今日は割と上手く通せたと思います」。

 8試合ぶりの無失点。前節・川崎F戦(○4-1)、前々節・鳥栖戦(△1-1)では得点を許したが、ともにセットプレーから。シーズン序盤で喫していた流れの中からの失点ではない。鈴木も手応えを感じている。「1試合、(失点が)ゼロっていうのが欲しかったので。今日は勝てませんでしたけど、守備としてはみんな自信になったと思います」。AFCアジアチャンピオンズリーグ決勝トーナメントを半月後に控える中で、守備の安定は間違いなく好材料になるはずだ。

(取材・文 奥山典幸)

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