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19歳ブエノの初ゴールが決勝弾!神戸がリーグ6戦ぶり勝利

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[5.23 J1第13節 山形0-1神戸 NDスタ]

 ヴィッセル神戸が敵地でモンテディオ山形を1-0で下した。神戸のリーグ戦の勝利は4月25日の鹿島戦以来、6戦ぶり今季4勝目。ナビスコ杯を含めたアウェー3連戦を2勝1敗と勝ち越しで乗り切った。山形は2連敗となった。

 内容では押されていた神戸だが、後半のワンチャンスを確実にものにし、6戦ぶりの勝ち点3へと繋げた。

 ヒーローになったのは、今季より清水から期限付きで加入している19歳のブラジル人DFだった。スコアレスで迎えた後半33分、左サイドからのCKを獲得した神戸は、MFチョン・ウヨンのクロスにファーサイドで競り勝ったDFブエノが頭で合わせる。この1点が決勝点になって、神戸が山形を下した。

 高校時代は鹿島のFWカイオとともに千葉国際高でプレー。14年3月に卒業し、同年8月に清水と契約。昨季はリーグ戦4試合に出場した。今季は神戸に期限付き移籍。開幕戦でいきなりスタメンフル出場を果たすなど、ネルシーニョ監督の期待に応えていた。

 しかし3月22日のFC東京戦で右ハムストリングの肉離れを発症。全治8週間と診断され、長期のリハビリを余儀なくされた。「辛かったですけど、その間にやらなければいけないことをやってきた」。復帰戦でのJ1初ゴール。神様に感謝した19歳へのこれ以上ないご褒美だった。

 ネルシーニョ監督も「自分の良さを出してくれた」と評価。完封劇を演じたことについても「セットプレーの守備、彼を含めた守備陣が100%対応してくれた」と称えた。

 山形は前節の甲府戦に続く連敗となった。ホーム戦は得意としていたが、連勝も2でストップした。ただチャンスがなかったわけではなかった。前半42分にはこの試合最大の決定機、MFキム・ボムヨンの突破からFW林陵平がシュートを放ったが、クロスバーに嫌われてしまった。石崎信弘監督は「そういうところの精度を上げていかないといけないんじゃないか」と課題として挙げていた。


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