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長友フル出場インテルは最終戦勝利もEL逃す…イカルディが2発で得点王獲得

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[5.31 セリエA第38節 インテル4-3エンポリ]

 セリエAは5月31日、今季最終節となる第38節を各地で行った。日本代表DF長友佑都の所属するインテルは、ホームでエンポリと対戦し、4-3で勝利した。長友は2戦連続の先発出場。得点には絡まなかったが、2試合連続のフル出場で勝利に貢献した。

 後半、試合は一気に動いた。4分、MFマテオ・コバチッチの縦パスにFWマウロ・イカルディが反応。前に出たGKダビデ・バッシをワンタッチで外すと、走り込んだMFロドリゴ・パラシオが押し込み、インテルが先制に成功した。

 さらにインテルは後半8分、コバチッチの縦パスで今度は自らが抜け出したイカルディが追加点を奪い、突き放すことに成功。イカルディは得点王を争うFWルカ・トニに1点差に迫った。

 しかし今季のインテルはここからを耐え抜くことができない。後半14分、FWレバン・ムチェドリーゼのゴールで1点を返されると、同17分にはMFマヌエル・プッチャレッリに同点弾を決められてしまった。

 ただ今季最終戦、ホームで不甲斐ない試合を見せるわけにいかないインテルは後半25分、DFダビデ・サントンのクロスをイカルディが落とすと、MFマルセロ・ブロゾビッチが豪快に蹴り込み、再び勝ち越しに成功。そして同32分にはイカルディがこの日2点目を右足で決めて、突き放す。イカルディはついに前日今季の戦いを終えているルカ・トニを捕え、得点ランクトップタイに浮上した。

 後半43分に再びムチェドリーゼにゴールネットを揺らされ、1点差に迫られたインテルだが、4-3で逃げ切ったインテル。ただ勝ち点3を積み上げたものの、8位で終えたインテルは、来季の欧州カップ戦の出場権を逃している。

 また注目された得点王争いは、イカルディが2得点を積み上げ、ベローナのFWルカ・トニとともに22得点で得点王に輝いた。38歳のルカ・トニは、史上最年長での獲得となった。


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