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「メンタルを回復しきれていなかった」 鳥栖崩壊、後半だけで2試合11失点

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[6.7 J1第1シテージ第15節 仙台5-0鳥栖 ユアスタ]

 サガン鳥栖が敵地でベガルタ仙台に0-5で敗戦した。前節の浦和戦(●1-6)に続く、2戦連続の大敗。昨シーズンは33失点とリーグ屈指の堅守を誇った鳥栖が、まさかの守備崩壊に陥った。

 前節のホーム浦和戦、鳥栖は前半に退場者を出したこともあり、後半だけで6失点を喫し完敗した。立て直しを図りたかった一戦。しかしこの試合でもスコアレスで折り返した後半に、またも歯止めが利かなくなる。

 まずは後半3分、左サイドからのクロスをMF梁勇基に合わされると、GK林彰洋が反応したが、手を弾いたボールはポストに当たってそのままゴールラインを越える。同6分にはロングスローをFWハモン・ロペスに粘ってゴール前に落とされると、FW金園英学に反転シュートで押し込まれる。

 勢いづく仙台は後半23分、MF野沢拓也のクロスをDF菅井直樹が折り返すと、最後は金園が押し込み加点。同30分にはMF金久保順のクロスを野沢がヘッド。同34分には野沢のFKをMFキム・ミンテが頭で合わせて、圧勝劇を締めくくった。仙台は今季初の連勝。ホーム戦の勝利は4月4日の清水戦以来となった。

「前半は粘り強くやってくれたが、後半は早い時間に失点して、前節からのメンタル面を回復させきれてなかった。それは僕の責任だと思う」と話した森下仁志監督。最後は「ただ選手たちは最後まで戦った。この気持ちを次につなげられるように、やっていきたい」と自らに言い聞かすように前を向いた。


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