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[コパ・アメリカ]開催国チリが前回王者ウルグアイを撃破! 4強一番乗り決める

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[6.24 コパ・アメリカ準々決勝 チリ1-0ウルグアイ]

 コパ・アメリカは24日(日本時間25日)、準々決勝の1日目を行った。グループAを首位通過した開催国のチリ代表は、グループBで3位だった前回王者ウルグアイ代表と対戦し、1-0で勝利。ベスト4一番乗りを決めた。勝利したチリは、明日26日に行われるボリビア対ペルーの勝者と30日に準決勝を行う。

 圧倒的なアウェーの中、父親が交通事故により逮捕されたFWエディンソン・カバーニが先発出場したウルグアイが積極的な入りを見せたが、開催国チリが前半8分にDFマウリシオ・イスラの浮き球パスをFWエドゥアルド・バルガスが右足ボレーでファーストシュートを放つと流れは一気にチリに傾く。

 前半26分、右サイドからイスラが中央に送ったグラウンダーのパスをMFホルヘ・バルディビアがスルー。ゴール正面で受けたMFチャルレス・アランギスが反転から左足シュートを放つ。同33分には、右サイドのFKの流れから波状攻撃もFWアレクシス・サンチェスのダイビングヘッドは枠を外れ、ウルグアイの堅い守備を崩すことはできず、前半をスコアレスで折り返した。

 後半は一進一退の攻防を繰り広げた。チリは同3分、右から切れ込んだMFアルトゥーロ・ビダルが左足ミドルもGKムスレラがキャッチ。ウルグアイも同8分にFKのこぼれ球をFWディエゴ・ロランが右足で狙うもGKクラウディオ・ブラーボにキャッチされ、お互いにゴールネットを揺らすことができない。

 すると、後半18分に試合が動いた。前半29分にも副審への抗議で警告を受けていたカバーニが、苛立ちからかマークに付いていたDFゴンサロ・ハラに手を出してしまい、この日2枚目の警告を受けて退場。ウルグアイは残りの時間をエース抜きで戦うこととなってしまう。

 レギュレーションにより、今大会は延長戦がなく前後半の90分で勝敗が決まらない場合は即PKとなる(決勝戦は除く)。そのため、なんとしても残り時間で得点を挙げたいチリは、後半26分にFWマウリシオ・ピニージャとMFマティアス・フェルナンデスを投入し、攻勢を強めると同36分に待望の先制点を挙げた。

 左サイドでボールを受けたサンチェスがゴール前に放り込む。これはGKムスレラが飛び出してパンチングで弾くもセカンドボールをバルディビアが拾って横パス。イスラがトラップから右足を振り抜き、DFホルヘ・フシレの股下を抜けてゴールに吸い込まれていった。

 終了間際にはウルグアイのフシレが2枚目の警告で退場。9人となった上に判定に納得いかず、主審に猛抗議していたオスカル・タバレス監督までも退席となった。結局、イエローカード8枚、レッドカード2枚が出た荒れた試合はチリが1-0で制し、準決勝進出を決めた。


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