[7.8 J2第22節 横浜FC 0-0 C大阪 ニッパ球]

　出番はスコアレスで迎えた後半24分にやってきた。大歓声に迎えられた横浜FCのFW三浦知良は前線で精力的に動いたが、試合を決めるゴールを奪うことはできなかった。

　試合途中から雨脚が強くなり、ピッチには水たまりが何か所もできてボールが止まる場面が目立つように。すると、両チームともにロングボールで状況を打開しようと、ボールが行き来するようになってしまう。

　これには、カズも「お互いさまですが、グラウンドコンディションが難しい状況になりました。中盤で水がたまってなかなかボールを運べずに大ざっぱになり、きれいに組み立てる状況ではなくなってしまいました」と苦笑するしかなかった。

　この日はちょうど後半戦のスタートの試合になった。前半戦の21試合で9試合3得点の結果を残したカズは、「ゴールの目標はありませんが、前半戦は途中でケガをしてしまったので、これからあと20試合できるだけ出場したいと思う」と今後への意気込みを示した。

(取材・文　折戸岳彦)

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