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「有名になるためにサッカーを利用」…ディ・カーニオ氏がバロテッリを酷評

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 苦境にあるFWマリオ・バロテッリを、同じイタリア人でプレミアリーグと縁の深いパオロ・ディ・カーニオ氏が批判した。

 リバプールで構想外となり、移籍先を見つけようにもビッグクラブと交渉にすら至っていないと言われるバロテッリ。ディ・カーニオ氏はイギリス『トークスポーツ』で、ビッグクラブを率いていたらバロテッリを獲得するかと聞かれ、次のように答えている。

「ノーだ。私のサッカーの見方では、選手はチームメートと一緒に、チームメートのためにプレーするのだと理解していなければいけない」

「良い瞬間も悪い瞬間も、仲間と共有する必要があるんだ。今の彼はそれをしていないと思う」

 ディ・カーニオ氏は、ロベルト・マンチーニ監督やジョゼ・モウリーニョ監督など、多くの優れた指揮官でもバロテッリを変えることができなかったと指摘している。

「多くの監督が彼を変えようとした。マンチーニはサッカーにおける彼の父親だが、そのマンチーニもインテルにバロテッリを戻すことを望んでいない」

「モウリーニョは最初から分かっていたね。彼は選手たちをとてもうまく理解する。彼は、この男(バロテッリ)を変えることはできないと言った。今、バロテッリは25歳になるところだ。彼は自分で変わらなければいけない。ほかの人の助けに頼ることはできないんだ」

 さらに、ディ・カーニオ氏は次のようにバロテッリへの苦言を続けた。

「彼の頭には悪魔がいるんだよ。彼はまだ若い。フィジカルは強く、元来は素晴らしいアスリートだ。だが、彼は決してその素晴らしいポテンシャルを生かしてこなかった」

「『オレはボールをキープできる。ああいうことをやれる。チームメートたちはオレのために走らなければいけない』。彼はたまに、サッカーとはこういうものだと思っているんだ。違う。サッカーは犠牲だ。サッカーはチームメートたちとの絆だ」

 ディ・カーニオ氏は最後に、バロテッリが才能を生かせるように願うとしつつ、その実現は難しいだろうとの見解を示した。

「彼には素晴らしいポテンシャルがあり、私は心から彼が変わることができるようにと願っている。だが、それはとても難しいと思っているよ。彼はあまりにもSNSに時間を割きすぎだからね。彼はまるで有名になるためにサッカーを使っているかのようだ」
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