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久し振りの先発も笑顔なし、柏DF山中「やりたいようにやられた」

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[9.11 第2ステージ第10節 浦和 1-0 柏 埼玉]

 久々の先発出場だった。柏レイソルDF山中亮輔にとって、リーグ戦でスターティングメンバーに名を連ねたのは、4月25日の第1ステージ第7節鳥栖戦以来。しかし、約4か月半ぶりの先発は満足いくものとはならなかった。

 序盤から浦和に主導権を握られた柏は、押し込まれる時間帯が続いた。左SBとして出場した山中も、対面する同じくU-22代表世代であるMF関根貴大の対応に手を焼く。自慢のスピードを活かしたドリブルで何度も1対1を仕掛けてくる相手に、「前半で後手後手に回ってしまいました。周囲ともっと助け合えれば良かったのですが、やりたいようにやられてしまった印象が強いです」と唇を噛むしかなかった。

 持ち味の攻撃参加も鳴りを潜め、パスミスも目立ったことで試合後に笑顔はなかった。「ボールを奪った後にすぐにボールを失ってしまったので、相手の時間が長く続いてしまったと思います。そこは課題です」。

 4か月半ぶりの先発出場は反省が多かったようだが、ここで下を向くわけにはいかない。出場機会をなかなかつかめない現状も「プロである以上、そういう状況はあります」と話すと、「今日の試合もそうでしたが、与えられたチャンスをしっかり生かせるように、1試合1試合を大切に過ごしていきたい」と次回与えられた出場機会での奮起を誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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