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[プリンスリーグ東海]磐田U-18はらしさ出し切れずに首位陥落

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[9.12 高円宮杯プリンスリーグ東海第13節 磐田U-18 1-6 静岡学園高 安久路]

 前節、浜松開誠館高に2-1で競り勝ち、首位へ再浮上していたジュビロ磐田U-18だが、この日は前回の敗戦のリベンジに燃える静岡学園高に押されて2点のリードを許してしまうと、追撃のチャンスを作りながらもFW立川嶺やMF興津利弥のシュートが相手の好守に阻まれてしまうなど追撃することができない。

 その声、姿勢でチームを鼓舞するMF森下龍矢中心に何とかしようとする姿勢は見えていたが、持ち味のハードワークもどこか噛み合わないまま。後半もらしさが出し切れないチームは終盤にU-17日本代表CB森岡陸のヘディングシュートで1点を返したものの、それ以上の反撃をすることができずに1-6で首位から陥落した。

 入りがいい試合では強さを発揮するが、この日は懸念されていた部分が表に出てしまう試合に。元日本代表DFの田中誠監督は「メンタル面はウィークポイント。改善していかないといけない」。すぐに変化が出る部分ではないだけに、チームは日常から時間をかけて変えていくことができるか。
 
 7月の日本クラブユース選手権ではプレミアリーグWEST勢の広島ユースと1-1で引き分け。ともにプレミアリーグのEAST、WESTで首位争いを演じている大宮ユース、C大阪U-18とは1点差の勝負を演じている。悲願のプレミアリーグ昇格を勝ち取る力は十分にあるだけに、冬へ向けた変化が期待される。 

[写真]磐田U-18は興津が決定的なシュートを放つなどチャンスをつくったが・・・

(取材・文 吉田太郎)
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