beacon

[CL]公式戦4戦ぶり得点のマンU、ルーニーの決勝点でB組首位浮上

このエントリーをはてなブックマークに追加

[11.3 欧州CLグループリーグ第4節 マンチェスター・U 1-0 CSKA]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は3日、グループリーグ第4節1日目を行った。B組のマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)はホームでCSKAモスクワ(ロシア)と対戦。ボールを支配するもなかなか得点を奪えない時間帯が続いたが、後半34分にFWウェイン・ルーニーが貴重な先制点を挙げ、1-0で勝利した。なお、第5節は25日に行われる。

 公式戦3試合得点ないユナイテッドは、打開策としてルーニーとFWアントニー・マルシャルの2トップを採用。右にMFフアン・マタ、左にMFジェシー・リンガードを入れた。すると、前半4分にDFマルコス・ロホのクロスをマルシャルが落としてルーニーが左足でシュートを放つなど序盤から高いシュートへの意識を見せた。

 前半16分、右から斜めにゴール前に走り込んだマタのもとに最終ラインのDFダレイ・ブリントからのフィードが通ったが、滑り込みながら合わせたシュートはGK正面。同32分にはマタとのパス交換からPA右深くまで入り込んだMFアシュリー・ヤングの折り返しをファーサイドのリンガードが右足で狙うもクロスバー上に外してしまう。

 ユナイテッドはボール支配率は高いがCSKAの守備をなかなか崩すことができない。前半36分には、ルーニーが右へ展開し、ヤングのクロスをロホが左足ボレー。決定機だったが、決め切れずにスコアレスで前半を終えた。

 後半開始早々の2分にユナイテッドはルーニーの左CKからロホがヘッド。先制点を挙げられないでいると、ルイス・ファン・ハール監督は1枚目の交代枠でマルシャルに代えてMFマルアン・フェライニを入れた。同25分、左サイドのリンガードの仕掛けからスルーパスでPA左に抜け出したマタの折り返しをルーニーが受ける。あとは押し込むだけの決定機だったが、相手DFの必死の守備でシュート打つことができなかった。

 後半30分、途中出場のFWメンフィス・デパイのクロスは相手DFにヘッドでクリアされるが、PA手前からMFマイケル・キャリックが右足ダイレクトもわずかに右へ外れる。後半33分には、CSKAのFWアーメド・ムサのスルーパスでFWドゥンビア・セイドゥに抜け出され、決定機を作られるも1回目のシュートはGKダビド・デ・ヘアが弾き、ドゥンビアが再び放ったシュートはカバーに戻ったDFクリス・スモーリングがスライディングで防いだ。

 ピンチを逃れたユナイテッドは直後に試合を動かす。後半34分、ロホが高い位置でボールを奪い、キャリックの浮き球をPA右からリンガードがダイレクトで折り返し、ルーニーがヘッド。これがゴール左に決まり、ユナイテッドは公式戦4試合ぶりの得点を奪う。また、ルーニーはクラブ通算237ゴールでデニス・ロー氏と並びクラブ歴代2位のゴール数となった。

 さらに攻め込むユナイテッドは後半41分にもルーニーのパスをPA右で受けたリンガードが右足で狙うも相手GKに弾かれた。追加点こそ奪えなかったが、ルーニーの先制点を守り抜き、1-0で勝利。この日、首位ボルフスブルク(ドイツ)がPSV(オランダ)に0-2で敗れたため、ユナイテッドが首位に浮上した。

●プレミアリーグ2015-16特集
●欧州CL15-16特集

TOP