マンチェスター・ユナイテッドのキャプテンが、プロレスに参戦だ。9日、マンチェスター・アリーナを盛り上げた一人が、イングランド代表FWウェイン・ルーニーだった。

　アメリカのプロレス団体WWEの人気番組マンデー・ナイト・ロウは9日、マンチェスター・アリーナで興業を行った。ルーニーは、ライアン・ギグスやダレン・フレッチャーとともに会場を訪れている。

　6歳の息子カイ君とともにリング脇の最前列で観戦するルーニーを見つけたレスラーのステュアート・ベネット(リングネーム:キング・バレット)は、マイク片手にトラッシュトークでルーニーへの挑発を繰り出した。

「ウェイン・ルーニーに言いたいことがある。今リングの中に立っている2人は、文句なしにチャンピオンの素質がある男たちだと言っていいだろう。もちろん、今シーズンのウェイン・ルーニーやマンチェスター・ユナイテッド以上にな!」

「リングに上がってきて、男らしく戦う機会を与えてやっても構わないんだが…、小さな子供に父親が失敗する姿を見せるのは気が引けてしまうぜ。お前がサッカーのピッチに立つたびに同じ思いをするようになってしまうからな!」

　プレストンの熱烈なファンだというベネットは、過去にもルーニーと衝突。今年2月にユナイテッドがFA杯でプレストンを破った際、ルーニーがダイブをしたとして非難し、2人はツイッターでやり合っていた。

　その後リングサイドに下りてきたベネットに対し、ルーニーが反撃に転じる。右手で強烈な平手打ちを繰り出すと、巨漢ベネットはフロアに倒れ込んだ。その隙にリング上が一気に急展開を迎える“お馴染み”の流れとなり、会場は大いに盛り上がった。

　両者の戦いは、さらなる“場外戦”にまで発展。ベネットはツイッターでルーニーに向けて次のようにつぶやいている。

「明日早朝にオールド・トラフォードへ向かうつもりだ。ウェイン・ルーニーにオレと会うだけのガッツがあることを願いたいね。誰かフィル・バーズリーの電話番号は知っているかい?」

　ルーニーは今年3月に自宅でボクシングを模した悪ふざけに興じ、ストークDFフィル・バーズリーのパンチでノックアウトされたように見える動画が出まわって話題となっていた。もう一度ルーニーを倒すよう依頼したいということだろうか…?

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