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[CL]チェルシーがポルトとの天王山を制し首位通過、3季連続の決勝Tへ

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[12.9 欧州CLグループリーグ第6節 チェルシー2-0ポルト]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は9日、グループリーグ第6節2日目を各地で行った。G組のチェルシー(イングランド)はホームでポルト(ポルトガル)と対戦し2-0で勝利。首位通過で3季連続の決勝トーナメント進出を決めた。

 すでにマッカビ・テルアビブ(イスラエル)の敗退が決まっているG組は、勝ち点10でポルトとチェルシーが並び、ディナモ・キエフ(ウクライナ)が勝ち点2差でこれを追う。仮にD・キエフがM・テルアビブに勝利し、この試合が引き分けで終わると勝ち点11で3チームが並ぶが、レギュレーションにより、D・キエフが首位、チェルシーが2位、ポルトが3位となる。

 最終ラインにDFジョン・テリー、前線にFWジエゴ・コスタが先発復帰したチェルシー。5日に昇格組のボーンマスに敗れ、流れの悪い中、この試合を迎えたが、前半12分に先制に成功した。MFエデン・アザールがセンターサークル内から出したダイレクトスルーパスをD・コスタがDFイバン・マルカーノと体を入れ替えて裏へ抜け出し、PA右から右足シュート。GKイケル・カシージャスが弾いたボールがマルカーノに当たって、DFマイコンが掻き出そうとしたが、ゴールラインを割ったとしてゴールが認められた。

 オウンゴールで先制したチェルシーは、前線からの守備で相手にほとんどチャンスを与えず、その後も主導権を握り続ける。前半28分、中盤でボールを奪うと敵陣中央やや左でパスを受けたMFオスカルがMFウィリアンとのパス交換からPA手前やや右で右足を振り抜く。相手DFに当たってGKカシージャスの逆へボールが転がったが、わずかに左へ外れ、追加点とはならならない。

 それでも、1点リードで迎えた後半7分にチェルシーが追加点を奪う。左サイドのスローインを敵陣中央左で受けたD・コスタの落としをアザールがゴール前へ駆け上がるウィリアンへラストパス。PA手前右で受けたウィリアンが抑えの効いた右足シュートをゴール右隅に突き刺し、2-0とリードを広げた。

 この時点で他会場のD・キエフが1-0でリードしており、このままでは敗退が決まってしまうポルトは、FWビンセント・アブバカルとMFルベン・ネベスを投入し、徐々に攻勢を強める。後半19分にはPA右からMFヤシン・ブラヒミが強烈な右足シュートを放ったが、DFブラニスラフ・イバノビッチにヘッドで止められ、チェルシーの守備を崩すことができない。

 チェルシーは後半27分、PA右でボールをキープしたウィリアンが左から斜めに走り込んだオスカルへ送り、オスカルがヒールでゴールを狙うもGKカシージャスに阻まれる。同35分にはアザールがドリブルでPA左深い位置まで侵入し、中央にはD・コスタが走り込んでいたが、シュートを選択するも左ポストを叩き、試合を決めることができなかった。

 後半41分には先制点に絡んだD・コスタを下げてMFジョン・オビ・ミケルを投入。チェルシーがそのままリードを守り抜き、2-0で完封勝利。公式戦3試合ぶりの白星を挙げた。対するポルトは、他会場の結果から3位となり、ヨーロッパリーグ(EL)に回ることとなった。

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