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生みの苦しみ…福岡井原監督がJ1初勝利「ホッとしている」

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[4.29 J1第1ステージ第9節 FC東京0-1福岡 味スタ]

 アビスパ福岡にとしても4年5か月ぶりのJ1リーグ戦勝利。昨季より率いる井原正巳監督にとってはうれしいJ1初勝利となった。

 生みの苦しみを味わった。昨季はJ2で8月23日の岡山戦に敗れて以降はシーズン終了まで不敗を継続。最後は8連勝でフィニッシュするなど、圧倒的な強さを見せてJ1昇格を勝ち取った福岡だが、5季ぶりのJ1は甘くはなかった。ナビスコ杯では勝利を挙げたが、リーグ戦では開幕から7戦未勝利(3分4敗)。厳しい現実が突きつけられていた。

 後半16分のエースFWウェリントンの千金弾を守り抜いての勝利。終了間際のPK失敗と、初勝利は劇的なものになった。「今日はシステムをを変えながら、攻撃のところで人数をかけられるようにした」と試行錯誤を明かした指揮官は、「このゲームに一喜一憂するのではなく、次のゲームに繋げていきたい。ホッとはしているが、まだリーグ戦は長い。チームの状況はまだまだですので」と勝って兜の緒を締めた。

(取材・文 児玉幸洋)
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