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前半スコアレスでも後半に3失点…GK楢崎「あっさりやられている」

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[8.20 J1第2ステージ第9節 柏3-1名古屋 柏]

「相手に上手くやらせ過ぎている」。ほとんどいいところなく敗れてしまった試合展開に、名古屋グランパスのGK楢崎正剛は唇をかんだ。

 柏レイソルにボールを支配された名古屋。前半だけで11本のシュートを浴び、決定的な場面もつくられたが、5バックで守る最終ラインが体を張って無失点で最初の45分を終えていた。「ネジを巻いて」(小倉隆史監督)臨んだ後半だったが、13分にFW伊東純也に先制点を許してしまう。伊東の得点シーンでは、名古屋の守備陣の人数が揃ったにもかかわらず足が止まり、やすやすとゴールを陥れられた。その後も、セットプレーとカウンターから立て続けに失点を重ねた。「あっさりやられている」と楢崎はそう印象を語る。

「前半のように守れるかというと(後半は)厳しい」。この日でJ1通算623試合目を数えた守護神にとってははがゆい内容になった。「(川又)堅碁が1点取ったけど、3点取られたあと」。ポジティブな言葉は出てこなかった。

 リーグ優勝1回、1992年のJリーグ発足時から加盟する“オリジナル10”の中でも降格経験のない3チームの1つに数えられる名門チームが、正念場に立たされている。

(取材・文 奥山典幸)

●[J1]第2ステージ第9節 スコア速報

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