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コロンビア代表では輝きを放つハメス...レアルで再起を誓う

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 レアル・マドリーに所属するコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは、代表戦で披露しているようなパフォーマンスをレアルで見せる必要があるかもしれない。スペイン『マルカ』が伝えた。

 “FIFAウイルス”と称されるインターナショナルウィークは、欧州の各クラブに大打撃を与える。主力選手の大半が国際親善試合やW杯予選でチームを離れ、疲労を蓄積して戻ってくるためだ。その一方で、所属クラブで出場機会が少ない選手にとっては、代表戦が復調へのきっかけになることがある。

 そういった選手の一人がハメスだ。コロンビア代表の10番は、1日に行われたW杯南米予選ベネズエラ戦(2-1)で1得点1アシストを記録してチームを勝利に導いた。次節ブラジル戦(1-2)では敗れたものの、一時は同点となった前半36分に相手のオウンゴールを誘発している。

 ハメスは代表戦でなぜレアルが2014年夏に同選手の獲得のため8000万ユーロ(約91億円)の移籍金を支払ったのかを証明した。次なる目標はコロンビア国民の声をレアルのジネディーヌ・ジダン監督に届けること。つまり、レアルで定位置をつかむことである。

 今季UEFAスーパーカップのセビージャ戦、リーガ・エスパニョーラ開幕節ソシエダ戦、第2節セルタ戦でいずれも先発から外れたハメス。レアルは今後22日以内に7試合を控える。次に代表戦が行われる10月第一週まで十分時間は残されている。

 レアルは現在MFイスコが負傷で戦列を離れており、FWカリム・ベンゼマやFWクリスティアーノ・ロナウドも負傷から明けたばかりだ。それでもMFガレス・ベイル、MFマルコ・アセンシオ、MFルーカス・バスケス、FWアルバロ・モラタがいる前線のポジション争いは激しい。だが「コンディションの良い選手を起用する」と常々口にしているジダン監督の方針の下、ハメスにチャンスが訪れる可能性は少なくない。

 移籍1年目にカルロ・アンチェロッティ監督(現バイエルン)の信頼を勝ち取ったハメスは、その強力な左足を武器に本拠地サンチャゴ・ベルナベウの観衆の心をつかんだ。今度はジダン監督の信頼を得て、レコンキスタ(再征服)を成就させなければいけない。

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