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[KING of 1v1]駒澤大高・三田拓希(1年)、高田亮太(1年)_誕生日、クラスetc…様々共通点の2人が一緒に初の全国へ

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関東からは駒澤大高の三田拓希(左)と高田亮太が決勝大会に進出

 1対1で最強の“一人”を決める「KING of 1v1」高校生大会の関東予選が10日に神奈川県横浜市中区のYC&ACで行われた。関東予選を制したのはともに駒澤大高1年の三田拓希(写真左)と高田亮太(同右)だった。

 偶然か必然か。運命に導かれるように、両選手は初の全国大会の舞台に同時に立つことになった。誕生日は9月26日で一緒。中学までは別々のチームでプレーしていたが、家は近所。高校でチームメイトになると、今はともにボランチでしのぎを削る。そして普段の学校のクラスも一緒。最近の席替えがあるまで隣通しだったという2人は、お互いの誕生日に「おめでとう」と言い合ったという。

 そんな2人がともに初めてと話す全国大会の舞台に立つことが決まった。「僕たちが行って大丈夫なのか」と戸惑いを見せた三田だが、「前回の選手権で(当時のキャプテンの)深見(侑生)さんが言っていたように、自分より弱い相手なんていないので、120%のチャレンジャー精神をもって、全国でも戦っていきたいです」と意気込みを語る。

 また、高田はウェイトトレーニングを週3回のペースで取り入れているという自慢のフィジカルを武器に「自分の持ち味を生かした体を張ったプレーで優勝を狙っていきたい」と力強く目標を語った。

―おめでとうございます。今の率直な感想は?
三田「中学校の時は全国大会なんて夢のまた夢だった。都大会すら経験したことなかった。でも駒澤に来て、いろいろ感じることがあったので、全国大会が経験できるのは嬉しいですね」

高田「優勝出来てうれしい反面、全国の人が集うので、緊張すると思います。今日も緊張したのですが、駒大の子が多かったので、ピリピリしてなくてよかった。勝ちにこだわる中で、楽しくやれました」

―今日の経験はサッカーに生かせそうですか?
三田「自分は小柄なので、身体で来られたら危ない部分も多かったので、普段のサッカーで人を使うのと同じように壁を使ってかわせれば得点に繋がっていくかなと思います」

高田「普段はボランチをやっていてるのですが、ボールをさばくより、セカンドボールを拾ったりするタイプです。守備で生かせるように頑張っていきたいです」

―まずは関東の頂点に立ちました。周囲にはどんな報告がしたいですか?
三田「まずはヘッドコーチの亀田先生に。同じカテゴリーの選手みんなでコーチに行きたいと言って、参加させてもらったので」

高田「今日はお父さんが見に来てくれていたので、お父さんにまずは報告をして、お小遣いをもらえたらいいなと思います。あとは明日学校に行ったらクラスのみんなに報告したいなと思います」

―最後に全国大会への意気込みを。
三田「全国だともっとレベルも高いと思う。自分なんか通用しないと思うけど、前回の選手権で(当時のキャプテンの)深見(侑生)さんが言っていたように、自分より弱い相手なんていないので、120%のチャレンジャー精神をもって、全国でも戦っていきたい。チームとしても決勝に行ければ、ともに全国を戦うことになると思うので」

高田「今日は駒澤大サッカー部として来ていたので、選手権の予選に向けたチームの勢いに繋げられるように優勝したいと思っていました。全国大会では自分の持ち味を生かした体を張ったプレーで優勝を狙っていきたいです」

(取材・文 児玉幸洋)

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