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アーセナルの大株主が経営権の獲得を狙う?買収額は約1450億円

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アーセナルの大株主のアリシェル・ウスマノフ氏

 アーセナルの大株主、アリシェル・ウスマノフ氏が10億ポンド(約1450億円)で大部分の株式を買い取ろうとしていることが分かった。『スカイスポーツ』が伝えている。

 11億2000万ポンド(約1兆6000億円)の総資産を持つウスマノフ氏は、30.04%の株式をすでに保有しているが、さらに保有率を高め、経営権の獲得を目指している。しかし『フィナンシャル・タイムズ』によれば、アーセナルの筆頭株主であるスタン・クロエンケ氏は、公式な声明を出していないものの、このオファーを拒否するようだ。

 アメリカンフットボールリーグ(NFL)のロサンゼルス・ラムズのオーナーでもあるクロエンケ氏は2011年に大部分の株式を保有し、それ以降、実質的にアーセナルの経営支配権を握っている。さらに同氏が運営するクロエンケ・スポーツ・エンタープライズは、2016年5月に67.05%まで保有率を高めていた。

 ウスマノフ氏は4月に『ブルームバーグ』で、今シーズン限りでの退団を報じられているアーセン・ベンゲル監督について「継続性は必要だ。ベンゲル監督の後任を準備する必要もある。それにベンゲル監督自身で後任を決めることだってできる」と監督人事に関してコメントを残してきた。

 株式の買収や監督人事など、大きな過渡期を迎えようとしているアーセナルの動向に注目が集まる。

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