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大会無失点の難敵…ベネズエラゴールをこじ開けるのは俺だ!! 岩崎悠人「そろそろ取らないといけない」

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U-20日本代表FW岩崎悠人(京都)

 ここまで全試合先発出場を続ける。U-20日本代表のエースとして君臨していたFW小川航基(磐田)が負傷離脱したため、2トップでコンビを組んできたFW岩崎悠人(京都)に掛かる期待は大きい。グループリーグはノーゴールで終えたが、翌日に控える決勝トーナメント1回戦ベネズエラ戦でのゴール奪取に意欲を燃やす。

 初戦の南アフリカ戦こそ後半23分にピッチを後にしたが、続くウルグアイ戦とイタリア戦ではフル出場。中2日でのハードスケジュールが続いており、「やっぱり疲れは多少はあります」と答えつつも、「でもそんなことは言ってられない。明日も最初から飛ばしていきます」と試合開始からエンジン全開でピッチ上を駆け回ろうとしている。

 対戦相手のベネズエラは今大会無失点。日本がグループリーグで敗れた(●0-2)ウルグアイにも、予選で勝利を収めており(○3-0)、岩崎は警戒を強める。「結果を見れば『ただ、ただすごいな』『ちょっとちゃうな』という感じはある。マンマークでついてくると思うので、止まってプレーしたら完全にやられると思う」。しかし、「3人目の動きを意識したいし、個人に対してグループでやれれば問題ない」と日本の良さを出せば、ゴールを奪えると力強く語った。

 前日練習では「初めて」と語るMF高木彰人(G大阪)と2トップを組んだものの、「結構、『俺が、俺が』という感じでやってくれると思うので、任せながら、いつもよりゴール前にいるきおとを意識してやりたい」とイメージを膨らませる。

 持ち味のスピードを生かし、最終ラインの裏を狙っては味方が飛び込むスペースを生み出し、激しいチェイシングで守備面でも貢献するが、FWである以上、大会無得点という現状には納得していない。「そろそろ取りたいという思いもあるし、取らないといけない。結果を残せるようなゴールに向かうプレーを出していきたい」と鉄壁の守備を打ち破り、チームに勢いをもたらす大会初ゴールを目指す。

(取材・文 折戸岳彦)
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