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ホンジュラス対策練ったU-17日本代表、FW中村敬斗「早い判断でポンポン回したい」

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ホンジュラス戦に向けて調整するFW中村敬斗(三菱養和SCユース)

 U-17W杯インド2017が開幕し、U-17日本代表も初戦に向けてギアを上げた。FW中村敬斗(三菱養和SCユース)は「世界にアピールできる場。いいプレーをして、目をつけてもらえたら」と本大会での活躍を誓った。

 まずは初戦を叩いて波に乗る。チームはこの日、ホンジュラスの試合映像を確認。予習した対戦相手について、中村は「高さがあって、集中力があると思う。ボールを持ってモタモタしていると足元を刈られるかもしれない。早い判断でポンポン回したい」と分析した。

 チームは11対11の試合形式で攻守に“ホンジュラス対策”を敢行。プレスのかけ方やセットプレーの確認を行ったほか、森山佳郎監督の指導のもと、スペースを作る動きや空いたスペースを使う連動性の確認も行われ、中村は「サイドに張ってセンターバックが持ったらタイミング良く中に入って、そこから連係してFWに当てての3人目だったり、ワンタッチを意識してプレーしたい」とプレーのイメージを膨らませた。

 “森山サッカー”で本大会の快進撃を狙う。自身は指揮官が第一に求める「ハードワーク」を体現できず、苦心した時期もあった。「当初はハードワークがなかなかできなかったけど、森山監督に教わったことでしっかり身について、それが一番の土台になった上でテクニックが磨けたと思う」。監督の要求に応えたことで、一選手としての上積みにつながったことを実感している。

 “00ジャパン”の前線には光る特長を持った豪華アタッカー陣が揃う。「他の選手は動き出しの部分がすごくいいし、自分より上なので見習いたい」と刺激を受ける一方、「自分の武器は走ることとドリブルなので、そこは負けたくない」と目をぎらつかせた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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