beacon

顔面に当たり損と思いきや…山形が阪野ラッキー弾など鮮やか速攻2発! “荒治療”効果で横浜FCに完封勝ち

このエントリーをはてなブックマークに追加

山形が10試合ぶりの白星

[10.14 J2第37節 山形2-0横浜FC NDスタ]

 13位モンテディオ山形がホームで8位横浜FCを2-0で下した。選手編成とシステムの刷新が奏功し、10試合ぶりの白星。敗れた横浜FCはJ1昇格プレーオフ進出に向け、痛恨の2連敗となった。

 9戦未勝利(6分3敗)の山形は前節・東京V戦(1-3)から先発6人を変更し、GK富居大樹が今季初スタメンで初出場。そのほかDF瀬川和樹が15試合ぶり、DF山田拓巳とDF加賀健一が3試合ぶり、MF本田拓也とMF汰木康也が2試合ぶりに先発復帰し、フォーメーションは今季初めて4-1-2-3でスタートした。

 対する横浜FCは前節・福岡戦(1-3)から3人をチェンジ。DF楠元秀真が今季初スタメンを飾り、MF野村直輝とFW津田知宏が6試合ぶりに先発出場した。布陣は不動の1トップだったイバの出場停止を受け、4-4-2に変更。前線には津田とMFジョン・チュングンが入り、FWレアンドロ・ドミンゲスは右サイドハーフを務めた。

 最初に決定を迎えたのはアウェーの横浜FC。前半20分、ジョン・チュングンが左サイドをドリブル突破し、PA内左から中央へ折り返す。GK富居に弾かれたボールにゴール前でフリーの津田が反応するも、左足のシュートはクロスバーを叩いた。

 すると山形が前半28分に隙を突いて先制に成功する。MF瀬沼優司がセンターサークル内でのインターセプトからドリブルで攻め上がり、右横へパス。受けたMF中村駿がカットインからPA内中央で左足を振り抜き、FW阪野豊史の顔面に当たったボールがGK高丘陽平の逆を突く形でゴール右に転がり込む。当初は中村の得点だったが、のちに阪野のゴールへと訂正された。

 阪野のチームトップとなる今季10得点目で1-0とした山形は、後半も相手の攻勢を受けつつ効果的なカウンターで応戦。後半7分には古巣凱旋のDF西河翔吾のパスミスを拾った汰木がPA内左に持ち込み、左足でシュートを放つが、GK高丘のビッグセーブに遭う。

 それでも後半25分に再びカウンターが炸裂。相手のCKを防いで素早く前にボールを運び、MF佐藤優平とのワンツーで右サイドを抜け出した汰木がPA右脇から右足でグラウンダーのクロスを送る。ニアの阪野は空振りするも、ファーに走り込んだ中村が滑りながら左足で合わせ、GK高丘の左手を弾いてネットを揺らした。

 横浜FCはFW中山雄希、FW大久保哲哉、MF野崎陽介と、後半36分までに3枚の交代カードを使い切るが、流れを変えるには至らず。汰木が後半42分に退場したことで得た数的優位も生かせず、0-2で完封負けを喫した。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●[J2]第37節1日目 スコア速報

TOP