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トッティが最も感動する選手は…「何度か思ったけど彼は僕に似ている」

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フランチェスコ・トッティが最も感動する選手は…

 ローマのレジェンド、フランチェスコ・トッティがイタリア紙『コリエレ・デラ・セーラ』のインタビューに応じている。

 トッティは5月28日に行われたローマ対ジェノア戦を最後に現役生活にピリオドを打った。現役時代からローマ一筋を貫くトッティは、現在もクラブの幹部としてチームに残っているが、当初は違和感があったと話している。

「すべてが変わってしまった。僕はいつも同じことをするのに慣れていたんだ。朝早く起きて朝食を取り、練習へ行く。ロボットのようにね。今は1日の計画を立てなければならない。簡単ではなかった。最初はバカみたいに1人でしゃべっていた。だけど今は慣れたよ」

 家庭内でのチャンネル権について問われると、「チャンネルはアニメだよ。サッカーを見たいときは別の部屋に行く。結局最後は女性が正しいからね。ケンカにならないためだけど…」と述べ、言葉を濁した。

 またテレビにおいて、最も感動するのはスイス出身のプロテニス選手、ロジャー・フェデラーであるとトッティは力説する。

「僕が本当に感動するのはロジャー・フェデラーだよ。彼を見て、研究して何度か思ったんだけど、彼は僕に似ているよ。凄い才能だよね! プレーしているとき汗すらかかないんだから」

 続いてイタリア代表が60年ぶりにワールドカップ出場を逃がしたことについては、「こんなサッカードラマが待ち受けているとは思っていなかった。6月にテレビをつけてもイタリアがいないなんて、嘘のようだ」と述べ、驚きを隠せない。そしてイタリアサッカーの再建に向けて、元同僚で友人のダミアーノ・トンマージ氏をサッカー連盟会長に推薦したほか、代表監督にはミランから解任されたばかりのビンチェンツォ・モンテッラを挙げた。

 また代表から遠ざかっているニースのFWマリオ・バロテッリについては、「たどり着くのは簡単だが、継続するのは難しい。心が整っていなければ良い選手止まりで終わってしまう。僕は家族からスポーツや人生における価値観やリスペクトすることを学んだ。家族がいなければ何もできない」と述べ、心の成長が追いつかなかったことが選手としての成長を阻んだと分析している。

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