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メッシやネイマールの“頭”を羨むカッサーノ「俺に別のがついていたら違ったはず」

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元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノ

 元イタリア代表のFWアントニオ・カッサーノが22日、イタリアメディア『RAI』のインタビューに応じた。

 カッサーノは1月に構想外となっていたサンプドリアを退団。7月に、今シーズンからセリエAに昇格したベローナへの加入を決めたが、そのわずか17日後、フィーリングが合わないことを理由に退団した。実戦から1年以上遠ざかっているものの、「サッカーをやめていない」と話し、 “幸せになれるクラブ”からのオファーを待つカッサーノが自身のキャリアを振り返った。

「オレは寝起き次第で気分が変わる厄介なタイプなんだ。だから練習に行きたくなくなったり、自分の好きな物を食べたりして、1人で自滅してしまった。それでもレアル(・マドリー)やインテルミランといった世界でも有数のクラブでプレーした。もし自分に違う頭がついていたら、火星でもプレーできただろう。(リオネル・)メッシやネイマールたちのようになれただろう」

 またカッサーノはセリエAについて人材不足だと感じている。イタリア代表のジャンピエロ・ベントゥーラは世代交代を進めており、若手の起用を重要視しているがカッサーノは違和感を口にする。

「才能ある選手がいない。セリエAの試合は退屈だ。お遊びのような試合しかない。それからベントゥーラとかが新世代について論じるけど、イタリアのどこにいるのかね。才能ある選手はスペインやブラジルの選手しか知らない」

 最後に、ローマで同僚だったフランチェスコ・トッティの名前を挙げつつ、「オレやトッティが若い頃は車が行き交う中、道端でボールを追いかけて遊んでいた。だけど今は違う。皆、iPadやゲームばかりだ」と、若者に苦言を呈している。

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