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富山一の注目は「北信越最強2トップ」!苦戦した参入戦から選手権での爆発期す

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富山一高の「北信越最強2トップ」。FW大竹将吾(右)とFW坪井清志郎

[12.17 高円宮杯プレミアリーグ参入戦決勝戦 富山一高 4-1 三菱養和SCユース コカ広島ス]

 今年の富山一高の看板と言えば、徳島ヴォルティス入団内定のFW坪井清志郎(3年)と、屈強なFW大竹将吾(3年)の「北信越最強2トップ」だ。

 2位に勝ち点12差をつけて独走優勝をしたプリンスリーグ北信越の18試合では、2人で計45ゴールをマーク(坪井が24ゴール、大竹が21ゴール)。選手権予選の5試合でも2人で大量37ゴールを叩き出している(坪井が17ゴール、大竹が20ゴール)。

 「北信越最強2トップ」擁する富山一はプリンスリーグ北信越優勝チームとして12月15日と17日に開催されたプレミアリーグ参入戦に出場した。1回戦で瀬戸内高(広島)を2-1の逆転勝利で下し、参入決定戦ではU-17日本代表FW中村敬斗を擁する三菱養和SCユース(東京)を4-1と撃破。2014年以来となるプレミアリーグ再昇格を決めた。

 しかし、喜びに沸くチームの中で、坪井と大竹には弾ける笑顔が無かった。

 それもそのはずでこの2試合で2人はともにノーゴール。もちろん、大竹は前線でターゲットマンとなってボールを集約して攻撃の起点となり、坪井もサイドに流れてスペースを作り出したり、積極的な仕掛けで攻撃を牽引。三菱養和SCユース戦では4得点中3得点に絡んだ。だが、これまで驚異的なペースでゴールを決めて来た彼らにとって、納得できる結果ではなかった。

「悔しいです。相手のマークも厳しかったけど、そのマークをはね除ける力を出さないと行けない。本当に悔しいです……」と坪井が唇を噛むと、大竹も「やっぱり悔しいというのが一番先に来ます。他のチームから警戒されている中で、ボールをもらうときにマークにしっかりついてきて、自分の動ける範囲が狭まっているのは感じます。でも、その状況でも点を獲らないと、FWとして周りから信頼されないので……」と悔しさを露にした。

 ロッカールームで坪井は涙を流していたと言う。彼らにとってはそれほど、この結果は納得がいかず、同時にチームに迷惑をかけていると責任を感じるモノなのだった。大竹は「まだ選手権があるので、富山帰ってから気持ちを立て直して、プレッシャーに負けないように選手権で点を獲りたい」。厳しいマークの中で結果が出ず、チームメートに助けられた参入戦から必ず立て直して、選手権でゴールを奪うことを誓った。

 立て直すポイントは2人の連係の再確認だ。「大竹は収めるのが得意なので、彼が収めた時に自分が距離感を近くして連係して行かないといけない。もっと話し合って、意識を高めれば、もっと良くなると思う」と坪井が語れば、「坪井とのコンビネーションが大事になって来るし、警戒されているからこそ、裏を突く動きを工夫して選手権に臨みたい」と大竹も意欲を見せる。

 この気持ちがある限り、選手権までに「北信越最強2トップ」は更なる進化を遂げてくれるだろう。そうなった時、彼らの高校最後のゴールショーの幕が上がる――。

(取材・文 安藤隆人)
●高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
●【特設】高校選手権2017

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