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柏U-18がアルカス国際杯でレアル・マドリー撃破!終盤の決勝点で劇的勝利

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 カタールで開催されているアルカス国際杯に出場している柏レイソルU-18が、準々決勝でレアル・マドリーの下部組織に勝利した。

 U-17の選手が出場するアルカス国際杯は、レアルやミラン(イタリア)、トッテナム(イングランド)、パリSG(フランス)など、世界の強豪12チームが出場。4つのグループリーグに分けられ、上位2チームが決勝トーナメントに進み、優勝チームを決める。

 柏U-18は、パリSGとトッテナムが同居するグループDに入り、初戦でトッテナムに3-2で勝利。第2戦はパリSGと1-1で引き分けたが、2位でグループリーグを突破した。そして、27日にグループBを首位通過したレアルとの一戦を迎えた。

 試合は開始早々に動いた。柏U-18は前半9分、相手パスミスから敵陣中央でボールを奪うと、MF鵜木郁哉がPA内へスルーパス。MF斉藤騎斗はシュートを打てなかったが、こぼれたボールをMF細谷真大がGKに止められながらも押し込み、先制に成功した。

 直後に自陣でのパスミスから同点に追いつかれた柏U-18だったが、前半23分に勝ち越しに成功する。スルーパスで中央を抜け出した鵜木のシュートはGKに止められたが、相手のクリアボールをPA手前で奪い、最後はFW奥田陽琉が右足でゴールに流し込んだ。

 後半13分には、レアルに再び同点とされた柏U-18。なかなか引き離せず、苦しい状況が続きながらも粘り強い守備でレアルの攻撃を耐え凌ぐと、終了間際に決勝点が生まれる。44分、MF田村蒼生の中央突破からPA右でパスを受けたMF揖斐俊斗が左足アウトで中央へ折り返し、細谷が合わせて3-2。柏U-18が劇的勝利でレアルを撃破した。

 同大会の公式ツイッター(@ALKASSIntlCup)によると、山中真監督は「私たちは、耐える時間がほとんどだった。だけど、選手たちがとてもハードワークをしてくれて、その結果がこの勝利につながった。(レアルとの)過去2年間の敗戦があったからこそ、私たちは彼らに勝つためにトレーニングを重ねられたし、モチベーションを高くサッカーに励むことができた」と振り返った。

 なお、準決勝は29日にベンフィカ(ポルトガル)と対戦する。

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