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ドルトで3戦5発バチュアイ、チェルシーでの苦境に言及「ゴール、ベンチ、ゴール、ベンチ…」

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ドルトムントで好調のFWミシー・バチュアイ

 ベルギー代表FWミシー・バチュアイドルトムントに加入してからの公式戦3試合で5ゴールを挙げている。申し分ない決定力を示すストライカーは、ベルギー『スポルツァ』で、所属元のチェルシーでの苦しい状況について言及した。

 2016年夏にマルセイユからチェルシーへと渡ったバチュアイはイングランドでは53試合に出場し19ゴールをマーク。だが、プレミアリーグでは1年半で出場した32試合(7ゴール)のうち先発は4試合とアントニオ・コンテ監督の信頼を勝ち取ることができなかった。

 そして、この冬に買い取りオプションなしのレンタルといった格好でドルトムントに送り出されたバチュアイは、新天地ではチームの3連勝に大きく貢献。2ゴールで逆転勝利(3-2)の立役者となった15日のアタランタ戦後、『スポルツァ』に対して次のようなコメントを残した。

「チェルシーでは良い日々を過ごせなかったね。ここではチームメイトやファンたちに好感触を得ている。素晴らしい形で迎えられたね。ドルトムントで自信を加えるのは良いことだと思う」

「ベンチに座り、(出場して)ゴールを決め、ベンチに座り、またゴールを決めても最終的にはベンチに座るのはとても難しい。若い選手は成長するために、たくさんプレーすることが必要なのでね。ここではみんなに信頼され、完璧だよ」

「コンテ監督はアタランタ戦でのプレーを見たと思うか」と問われると笑いながら「分からないよ」と返すバチュアイ。「彼らはプレミアリーグに集中しており、来週にはチャンピオンズリーグでの(バルセロナとの)大事な試合に臨む。彼らにとってうまくいくことを祈っているよ」と恨み節を口にすることはなかった。

 大きな目標はベルギー代表としてのロシアW杯への出場となる24歳のFWだが、「赤い悪魔(ベルギー代表チームの愛称)にはたくさんの優れたアタッカーがいるのでね。僕を含めて、誰もがW杯に出たがっている。なので、(ロベルト・マルティネス)監督にアピールしなければね」と意気込みを示している。

 ドルトムントで最高な形のスタートを切ったバチュアイ。ゴールを決める度、完全移籍での獲得に向けた交渉は難しくなると考えられるが、現時点においてはドルトムントにとっても選手にとってもウィンウィンの関係と言えるだろう。

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