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「元気」を持って競争、成長中の流経大柏、1年生も存在感示してU-16代表候補に4発快勝

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バネのある動きで存在感を示した流通経済大柏高の1年生MF大西悠介(中央)

[2.23 練習試合 U-16日本代表候補 1-4 流通経済大柏高]

 選手権準優勝の流通経済大柏高は23日にU-16日本代表候補と練習試合で対戦。前半をA2メンバー、後半を選手権で先発も経験したMF熊澤和希(2年)やCB西尾颯大(2年)ら現時点の主力組で臨んで4-1で快勝した。

 立ち上がりから持ち前のハイプレスでU-16代表候補のパスワークを遮断。前半を2-1で折り返すと、後半も高い位置でのインターセプトから、ロングスローも交えた迫力のある攻撃でゴールへ迫った。

 そして、CKから右SB佐藤輝(2年)、サイド攻撃からFW木村聖(1年)がそれぞれゴール。この日は、新チームの柱となるべき選手の熊澤や、本田裕一郎監督がボランチの先発候補に挙げる1年生MF大西悠介や1年生MF羽坂豪も存在感ある動きを見せていた。

 下級生も上級生に負けないようなアピール。膝を手術したために長期離脱中のCB関川郁万主将(2年)や187cmCB麻生雄貴、GK猪瀬康介(2年)といった中軸候補を怪我で欠いている中で誰がポジション争いで抜け出してくるのか、注目だ。

 本田監督が現在求めているのは「元気」。この日は選手同士が声を絶やさず、互いに掛け合っているシーンが目立った。それでも指揮官は「いつもより声が出ていたけれども、ダメ」。選手権日本一にあと一歩で届かなかった名門は、新シーズン開幕へ向けて各選手が激しいポジションを繰り広げる中、声で雰囲気と連係面も向上させ続ける。

(取材・文 吉田太郎)

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