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4試合連続弾の宇佐美貴史、やはり好調の要因は原口元気の存在?指揮官「ゲンキのおかげ」

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2人の関係性にドイツ紙も注目

 やはり冬にデュッセルドルフに加わったMF原口元気の存在がFW宇佐美貴史の現在の好調につながっているのだろうか。フリードヘルム・フンケル監督は「ゲンキのおかげ」と信じているようだ。

 現在ブンデスリーガ2部の首位を走るデュッセルドルフだが、1月にレンタルで加わった原口がこれまで出場した5試合では全勝している。また原口がすぐさま指揮官の信頼を勝ち得たのに対し、半年前にアウクスブルクからやってきた宇佐美もここに来て4試合連続ゴールと確実な結果を出し続けるようになった。そのため、現地でも2人が同じチームでプレーすることによる相乗効果が話題を集めているところだ。

 フンケル監督の考えでは、原口の存在が宇佐美の好調に直結しているとのこと。ドイツ紙『ラウヅィッツァー・ルンドシャウ』によると、「冬季中断期にゲンキを獲得したのは非常に大事だった。これにより相手にとって我々の攻撃がさらに読みづらくなった。ゲンキがボールを持つと、常に何か起きる予感がする」と原口への絶賛を惜しまない指揮官だが、宇佐美の好調ぶりについては「ゲンキのおかげだと確信しているよ」とも強調した。

 また現在9ゴールでチーム得点ランキングのトップにつけるFWロウベン・ヘニングスは、「タカとゲンキはとても危険なプレーヤーなので、相手DFが彼らのケアに集中しなければいけなくなる」と言及している。「それにより、僕たちみんなにより広いスペースが開かれる」と日本人ウィングがもたらす具体的な効果を語った。

 一方、原口も宇佐美も日本人だけで孤立する心配はないと見られている。キャプテンを務めるMFオリバー・フィンクによれば、「彼らはものすごく上手いし、完全に溶け込んでいるよ」と他のチームメイトたちとのコミュニケーションも順調だという。お互いのプレーに限らず、チーム全体のサッカー、そして雰囲気にも好影響を及ぼしていると言えるかもしれない。

 なお2人は、日本サッカー協会(JFA)が15日に発表したベルギー遠征に臨む日本代表メンバーに含まれている。W杯イヤーに2部での挑戦を選んだ彼らだが、1部昇格への原動力ともなっている最近のそのパフォーマンスが評価されたようだ。

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