ユベントスに所属するイタリア代表のGKジャンルイジ・ブッフォンが22日、記者会見に出席し、対戦するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについて語った。

　40歳のGKは、23日に親善試合で対戦するアルゼンチンのエース、メッシをポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと比較し、自身の見解を述べた。

「メッシの方がより万能かな。トップ下の位置からスタートするし、戦術眼もより優れていると思う。C・ロナウドはペナルティエリア内のキラーと言える。数年前と比べると、力を上手く使いこなせるようになっている」

　また、ユベントスの同僚ながらアルゼンチン代表から落選したFWパウロ・ディバラにも言及。指揮官のホルヘ・サンパオリはW杯メンバー入りが難しいとの見解を示していたが、ブッフォンは「早くパウロの耳に届くと良いと思う。彼のような選手なら、刺激になるだろう」と述べ、厳しい言葉を糧に24歳FWの奮起を期待した。

　昨年11月に行われたW杯欧州予選プレーオフを最後に、代表引退を表明していたブッフォンだが、イタリア代表指揮官のルイジ・ディ・ビアージョに説得され、復帰を決断。所属先のユヴェントスとの契約はシーズン終了後に満了を迎えるが、現役続行へ後ろ髪を引かれている。来シーズンの去就は定かではないものの、自身の引退セレモニーについては、はっきりとしたビジョンがあるようだ。昨シーズン限りで現役生活を終えたフランチェスコ・トッティのような華々しいセレモニーは考えていない。

「僕のラストマッチが代表のユニフォームになるのか、ユヴェントスのユニフォームになるのかは分からない。だが確かなことは、派手なものではなく、地味なものになるだろう」