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両チームの得点が取り消される珍事も…無敗東京Vは山形とスコアレスドロー

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[3.25 J2第6節 東京V0-0山形 味スタ]

 J2リーグは25日、第6節を各地で行い、7位の東京ヴェルディが15位のモンテディオ山形とホームで対戦した。前半には両チームのゴールが立て続けに取り消されるという珍事が発生し、抗議のため4分間のアディショナルタイムを計上。試合は0-0で終えた。

 ホームの東京Vは4日前に行われた前節の福岡戦(△1-1)から先発2人を変更。古巣対戦のFW林陵平とFW菅嶋弘希に代わり、前節途中出場のDF林昇吾とFWカルロス・マルティネスがそれぞれ今季初先発を飾った。

 アウェーの山形は前節の横浜FC戦(●2-3)から4人が代わり、フォーメーションを3バックに変えた。前節先発のFW南秀仁は中学時代から長年過ごしたクラブとの対戦となったがベンチスタート。DF加賀健一、MF松岡亮輔、MF古部健太、FW汰木康也がスタメンに入った。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤は東京Vがボールを握った。3バックを中心に相手のプレスを誘い込み、MF内田達也とMF井上潮音が降りてきてビルドアップ。ところが、そこから前に進めない。高いラインでコンパクトな守備ブロックを敷く山形に対し、有効なスペースをつくれない展開が続いた。

 それでも相手ハイラインを突いた東京Vが徐々にチャンスをつくる。前半24分、自陣からのロングボールに反応したFWドウグラス・ヴィエイラのドリブルは加賀のスライディングで防がれるも、同26分、前線で起点となったD・ヴィエイラの落としに対し、林昇が左足でゴールを狙った。

 すると前半29分、東京Vがネットを揺らす。左サイドを突破したDF奈良輪雄太が右足でクロスを送ると、ニアサイドのD・ヴィエイラが左足でフリック。ファーに流れたボールを林昇がワンタッチで押し込み、プロ初ゴールを決めたかと思われた。ところが、山形の守備陣は猛抗議。副審と協議した西山貴生主審は林昇がオフサイドポジションにいたことを認め、ゴールは取り消しとなった。

 一方の山形は前半37分、DF山田拓巳とのワンツーで抜け出した加賀が右サイドを突破し、ふんわりとしたクロスを配給。FW阪野豊史と競り合ったGK上福元直人がボールをこぼし、ボールはゴールラインを割った。一度はゴールが認められたが、今度は東京Vの選手たちが猛抗議。約3分間あまりの中断の末、ファウルがあったと判定され、スコアレスのまま試合が再開された。

 後半は一進一退の攻防で始まった。前半4分、東京Vは井上のFKにC・マルティネスが頭で合わせるもGK児玉剛がキャッチ。山形は同6分、山田のクロスに合わせた阪野のヘディングは大きく浮いたが、同7分にも右サイドで起点となったFW瀬沼優司のパスに山田が抜け出し、グラウンダーのクロスを配給。ニアに走り込んだ汰木がダイレクトで合わせるも、これも大きく枠を外れた。

 前半の騒動を受けて「試合にしっかり集中しよう」と指示を出した東京Vのロティーナ監督は後半10分、福岡戦でJリーグ通算100試合出場を達成したFWアラン・ピニェイロをC・マルティネスに代わって起用し、攻勢を強めるメッセージを送る。ところが同20分、林昇がプレー中に負傷したため、MF梶川諒太を投入。アクシデントで2枚目の交代カードを使うことを強いられた。

 山形の木山隆之監督は後半22分、汰木に代わって南を投入する。中学時代にヴェルディSS相模原で緑のユニフォームに身を包み始め、ユースを経て2016年までトップチームに所属していた24歳にとって、同年7月10日以来623日ぶりとなる味スタ凱旋。東京Vサポーターからは拍手とブーイングが発された。

 山形は後半33分、26日に早稲田大スポーツ科学部の卒業式を迎えるルーキーDF熊本雄太のロングパスから阪野が抜け出し、左足で放ったシュートは相手DFがブロック。同36分には阪野がピッチを後にし、横浜FC戦で途中出場ながら得点を挙げたFWフェリペ・アウベスが起用された。

 東京Vは後半39分、左サイドを駆け上がった奈良輪のクロスをファーのD・ヴィエイラが頭で合わせたが、児玉が横っ飛びでセーブ。直後のCKからの波状攻撃ではD・ヴィエイラの豪快なオーバーヘッドキックがクロスバーを直撃したが、ファウルがあったとして得点には至らなかった。

 その後は山形が攻勢を強める。南のドリブルで敵陣に攻め込むと、サイドからのクロスでゴールをうかがった。ところが、DF畠中槙之輔ら集中力を失わない守備陣を崩すことはできず、試合はスコアレスドローで終了。耐え抜いた東京Vは今季無敗(2勝4分け)を継続した。

(取材・文 竹内達也)

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