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完全合流の遠藤航「出る準備はしている」

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全体練習に合流したDF遠藤航

 右股関節筋損傷で一部別調整が続いていた日本代表DF遠藤航(浦和)が、27日のウクライナ戦を翌日に控えた26日の公式練習から完全合流したことを明かした。「やっとできました。出る準備はしています」。来たからにはアピールとばかりに、意欲的だ。

 ベンチから見ていた23日のマリ戦(1-1)に関しては思うところが多くあった。「見ていて感じたのは1対1の部分。マリの独特な懐の深さや、足が伸びてくるところがあったと思うけど、まずはそこで負けてはいけない。ウクライナは強い相手だけど、そこで自分たちのリズムにしていくのが大事だと思う」。

 もう一つ感じたのは、攻撃の際にピッチ内で意識にズレがあったことだ。ハリルホジッチ監督の要求と選手の考えとのズレのみならず、選手間でもズレがあるように感じたというのが、率直な印象ではあった。

「攻撃は裏を狙うというところをチームとして意思統一しながらやっていますが、それだけではやっぱり崩せない。監督の求めているところと、自分たちの良さを出すようなプレーを使い分けてやっていくことが大事だと思うし、最終的には細かい部分での一人ひとりの判断をどう上げていくかの作業になると思う」

 本大会まで2か月半。当落線上にいることを認識している遠藤としては、「僕個人としてはシンプルに自分の良さを出していくだけだと思う」という本音がある一方で、チーム全体がどうなっていくべきかという部分に対しての思いもある。

「選手同士でも意見のぶつかり合いはあるべきで、僕は悪いことだと思っていない。明日の試合はマリ戦を踏まえて、選手同士で話し合っているところを出せればいい。話し合っていることを共有して、チームとしていかに同じ空気感でやれるか」。そう言って、前を見つめた。

(取材・文 矢内由美子)

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