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白熱の“九州ダービー”は長崎に軍配!特別指定DF鹿山デビュー弾で2連勝…鳥栖は3連敗に

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[4.4 ルヴァン杯GL第3節 長崎3-2鳥栖 トラスタ]

 ルヴァン杯は4日、グループリーグ第3節を行った。トランスコスモススタジアム長崎ではD組のV・ファーレン長崎サガン鳥栖が対戦し、3-2で長崎が勝利した。なお、第4節は18日に行われる。

 3月3日に行われたJ1第2節では、2-2で引き分けに終わった“九州ダービー”。ホームの長崎は、3月31日のJ1第5節・仙台戦(0-1)から全員を変更し、21歳以下のプレイヤーとしてMF名倉巧を起用した。一方の鳥栖は、名古屋戦(3-2)からGK権田修一を除く10人を入れ替え、ブルガリアから電撃加入したMF加藤恒平が初スタメンを果たした。

 試合は前半17分に動く。長崎は名倉からパスを受けたMF黒木聖仁がPA左へスルーパス。これに反応したFW中村慶太が右足でゴール右隅に流し込み、幸先よく先制した。だが、ルヴァン杯2連敗中の鳥栖がすぐに追いつく。

 前半25分、GK権田のフィードは飛び出したGK増田卓也にクリアされるが、セカンドボールを拾ったMF安庸佑が横にパス。MF石川啓人が右足ダイレクトで蹴り込み、ゴールネットを揺らした。長崎はDF乾大知がカバーに戻っていたが、クリアすることはできなかった。なお、下部組織育ちの石川はプロ初ゴールとなった。

 長崎は後半6分、中村のスルーパスに反応したMFベン・ハロランが抜け出し、PA右手前までボールを運び、右足を振り抜く。だが、飛び出したGK権田に防がれ、勝ち越しのチャンスを逃した。

 後半10分、鳥栖が2枚替えを敢行。MF河野広貴とFW池田圭を下げ、FW田川亨介とFW趙東建をピッチに送り込む。すると、マッシモ・フィッカデンティ監督の采配が奏功する。11分、PA手前で田川のパスを受けた趙東建がPA左のスペースに展開。ここに走り込んできたDF三丸拡が左足ダイレクトでゴール右に流し込み、2-1とした。三丸も嬉しいプロ初ゴールとなった。

 逆転に成功した鳥栖は後半26分、MF加藤恒平が鋭いスルーパスを前線に送り、田川がファーストタッチで抜け出す。そのままPA内から右足シュートを放つが、枠上に大きく外してしまう。すると長崎は31分、PA左ライン際でMF木村裕が相手と体を入れ替えてボールを奪い返すと、中央に折り返したボールをDF鹿山拓真が頭で押し込み、2-2。東海学園大在学中で特別指定のDFがデビュー戦で初ゴールを挙げた。

 長崎は後半35分、MF島田譲の右CKからGK権田に競り勝ったMF黒木聖仁がヘディングシュートを決めるが、ファウルの判定によりノーゴール。それでも42分、PA右から木村がシュート性のクロスを入れると、GK権田が弾いたボールを乾が押し込み、3-2と勝ち越した。試合はそのままタイムアップ。長崎がリーグ戦では未勝利だが、ルヴァン杯2連勝とした。一方、鳥栖は3連敗で突破は厳しい状況となった。

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