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[プレミアリーグWEST]新1年生MF佐伯が存在感。連覇狙う神戸U-18は下級生たちも力に

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ヴィッセル神戸U-18の1年生MF佐伯清之助は堂々としたプレーで勝利に貢献

[4.7 高円宮杯プレミアリーグWEST第1節 神戸U-18 1-0 広島ユース ヤンマー]

 開幕白星発進を飾ったヴィッセル神戸U-18では下級生の奮闘も光った。大阪の街クラブ、千里丘FC出身の1年生MF佐伯清之助がトップ下の位置で先発デビュー。野田知監督が「寄せられても慌てない。周りもしっかりと見えている」と評するMFは正確なファーストタッチ、パスセンスを発揮していたほか、左足のプレースキックも任されていた。

 野田監督は3月のサニックス杯やガバナー杯での彼のプレーを見て、先発起用することを選択。神戸独特のポゼッションスタイルの中に外部から加入した新1年生が入ってプレーすることは困難なように移るが、佐伯は的確な身体の向きとボールタッチを駆使して後半32分まで堂々とプレーした。

 登録171cm、57kgと細身だが、野田監督は「フィジカル面が上がったらもっとやると思う」と期待を寄せる。昨年の優勝を知らない1年生が厳しいリーグ戦の中でどのような成長を遂げるか注目だ。

 神戸はいずれも新2年生のMF重野祥輝のアシストからFW小田裕太郎)が決勝点。U-19日本代表CB小林友希(3年)ら3年生だけでなく、「決めようと思って決めているんで、実力やと思いたいです(微笑)。後半消えていた部分があったので、その中できめられたのは嬉しかったです」という小田ら下級生たちも連覇への力になる。

(取材・文 吉田太郎)
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