beacon

元前育DF渡邊泰基がOG誘発、新潟が先発平均21.91歳の仙台を下して今季ルヴァン杯初勝利

このエントリーをはてなブックマークに追加
[4.18 ルヴァン杯GL第4節 新潟3-1仙台 デンカS]

 ルヴァン杯は18日、グループリーグ第4節を行った。デンカビッグスワンスタジアムでは、A組のアルビレックス新潟ベガルタ仙台が対戦し、3-1で新潟が勝利。今季ルヴァン杯初勝利を飾り、グループリーグ突破に可能性を残した。なお、第5節は5月9日に行われる。

 1分2敗で敗退危機にある新潟は、15日のJ2第9節・栃木戦から11人全員を入れ替え、U-21選手としてDF渡邊泰基を起用した。一方、ルヴァン杯無敗(1勝2分)の仙台は、14日の第8節・川崎F戦からDF常田克人とFWジャーメイン良を除く9人を変更。2種登録の全8人が帯同し、DF山下諒時とMF工藤真人、FW菅原龍之助の3人が先発、残り5人はベンチに入った。

 今季ルヴァン杯初勝利を目指す新潟は前半5分、FWターレスがペナルティーアーク手前から豪快な右足シュートを放つが、惜しくもゴール右に外れる。その後も押し気味に試合を進めると、22分に先制点。左サイド深くでMF磯村亮太のパスを受けた渡邊泰が相手2人の間を抜けてクロスを入れると、山下のオウンゴールを誘発した。

 さらに新潟は前半26分、左45度の位置からターレスが思い切りよく右足ミドル。GK川浪吾郎が弾いたボールにMFブルーノ・メネゲウが詰めたが、相手にクリアされてしまう。それでも32分、右サイドからMF伊藤優汰が縦に仕掛け、山下をかわしてマイナスに折り返す。PA中央からFW田中達也が右足でゴール右隅に突き刺し、2-0とリードを広げた。

 2点ビハインドの仙台は、ハーフタイムで工藤真を下げ、6シーズンぶりに復帰したMF関口訓充を起用。9分、新潟はPA左の常田の横パスをターレスが奪い、左足を振り抜く。GK川浪が弾いたボールを伊藤が左足ループで狙うが、絶好のチャンスを決め切れなかった。14分には、ベンチに交代を要求していた田中がFW渡邉新太と代わってピッチを後に。対する仙台は18分、MF古林将太をFW宮脇健太に代えた。

 後半23分、新潟に決定機が訪れる。ハーフェーライン付近からターレスが右足アウトで絶妙スルーパス。完全に裏に抜け出したメネゲウがPA内から右足を振り抜くが、惜しくもGK川浪に止められ、ダメ押しの3点目とはならなかった。

 仙台は後半32分、菅原に代えてMF工藤蒼生を投入。すると、直後にスコアが動く。右サイドでパスを受けた宮脇がPA右へ侵入すると、2度の切り返しから右足を一閃。低い弾道のシュートが左サイドネットに突き刺さり、1点差に詰め寄る。さらに39分には、左サイドからMF永戸勝也が絶妙なクロスを供給し、ゴール前にフリーで走り込んだジャーメインが滑り込みながら右足で合わせる。しかし、これは枠を外れ、一気に追いつくことができなかった。

 すると後半41分、GK川浪が渡邉新を倒してしまい、新潟がPKを獲得。最初は渡邉新がボールを譲らなかったが、ターレスがキッカーを務め、右足で中央へ蹴り込む。これはGK川浪に弾かれると、セカンドボールから磯村が倒されて再びPK獲得。連続でキッカーを務めたターレスが今度はゴール左へ決め、勝負あり。ターレスの加入後初ゴールなどで新潟が3-1で勝利し、今季ルヴァン杯初勝利をおさめた。

★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2018シーズンJリーグ特集ページ
●ルヴァン杯2018特設ページ
●[ルヴァン杯]GL第4節 スコア速報

TOP