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山形が栗山&汰木の今季初弾で讃岐に勝利…青森山田卒の18歳ルーキーはプロ初ベンチ入りも出番お預け

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青森山田から加入した18歳ルーキーFW中村駿太のデビューはお預け

[5.6 J2第13節 山形2-0讃岐 NDスタ]

 19位モンテディオ山形がホームで20位カマタマーレ讃岐に2-0で勝利した。後半29分にDF栗山直樹が先制ゴールを決め、同43分にはFW汰木康也が追加点を奪取。両選手の今季初得点で連敗を3で止め、4試合ぶりに白星を手にした。

 下位から抜け出したい両チームは開始から積極的に攻撃を仕掛ける。前半21分、山形FW瀬沼優司の落としからMF中村駿がミドルシュート。しかし、わずかにゴール左へそれる。同30分には讃岐が左CKを獲得し、FW佐々木匠のクロスにDF麻田将吾がドンピシャのヘッドで合わせるが、GK櫛引政敏の正面を突いた。

 スコアレスで迎えた後半の立ち上がりは讃岐がペースをつかむ。後半9分、佐々木のパスからFW原一樹が裏へ抜け出すも、飛び出したGK櫛引がセーブ。同10分にはロングスローの流れからDFパク・チャニョンがこぼれ球に反応し、右足でボレーシュートを放つ。だが、惜しくもクロスバーに嫌われた。

 山形も徐々に盛り返し、後半21分に右サイドを駆け上がったMF三鬼海が高い位置からクロス。ニアに飛び込んだ中村駿が頭で合わせるも、シュートに勢いがなく、ゴール左に外れる。さらに同29分、左サイドの汰木が縦に仕掛けて左足でクロスを送ると、麻田を越えたボールがファーの瀬沼へ。胸トラップから左足でシュートを放つが、ここは古巣対戦のGK清水健太がビッグセーブを見せた。

 それでも後半29分、このシュートで獲得した右CKからキッカーのMF安西海斗が右足でクロスを入れると、ファーからPA内中央に飛び込んだ栗山がゴール右へ豪快なヘディング。ディフェンスリーダーの今季初ゴールで山形が先制に成功した。

 1点を追いかける讃岐は後半30分に原を下げてFW森川裕基を投入。同35分にはプロ初先発だったルーキーのMF鈴木拳士郎に代え、MF永田亮太を送り出す。一方、山形は同30分にFWフェリペ・アウベスとFW阪野豊史、同40分にMF山田拓巳とFW北川柊斗を交代させた。

 讃岐は後半42分に最後のカードを切り、攻撃で存在感を見せていた佐々木に代えてベテランのFW木島徹也を投入する。しかし、ホームの山形は主導権を渡さない。

 後半43分、汰木が左サイド深くから中央に向かって真横にボールを運び、PA内中央で右足を一閃。グラウンダーのシュートがゴール左に決まり、2-0とする。栗山に続き、汰木もこれが今季初得点となった。

 後半45分には追加点を挙げた汰木を下げ、3枚目の交代枠でDF松本怜大をピッチへ。この試合では青森山田高から今季加入した18歳FW中村駿太がプロ初のベンチ入りを果たしていたが、デビューは次節以降に持ち越しとなった。

 2点のビハインドを負った讃岐は守備意識を高めた山形を崩し切れず、無得点のままタイムアップ。今季2度目の連敗で3戦勝ちなし(1分2敗)となった。

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