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6年ぶり仙台復帰の関口が193日ぶり先発で勝利貢献「次はホームで」

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サポーターと勝利を喜ぶ仙台MF関口訓充

[5.6 J1第13節 湘南1-3仙台 BMWス]

 193日ぶりとなる公式戦先発のピッチだった。ベガルタ仙台のMF関口訓充が今季初先発でチームの6試合ぶり勝利に貢献した。

「自分自身のことより、チームが勝ち点3を取るためにどうしたらいいかを考えてプレーした」。左ウイングバックとして攻守に駆け回り、後半19分に交代。渡邉晋監督は「彼が加入してからいろんなポジションをやってもらうと話していたが、彼が輝くのは左サイドだと分かっていたので取っておいた」と明かす。

 昨季限りでC大阪との契約が満了し、4月に仙台加入が発表された。6シーズンぶりの古巣復帰。前節2日のG大阪戦に途中出場し、復帰後初出場を果たすと、この日、C大阪時代の昨年10月25日に行われた天皇杯準々決勝・大宮戦以来となる公式戦先発を飾った。

 リーグ戦の先発は昨年4月22日の甲府戦以来、実に約1年ぶり。「スタメン自体、半年ぶり。体自体はゲームに慣れていないけど、しゃべることでみんなとコミュニケーションを取って、自分が出ている間はみんな集中力を切らさずやれていた」。後半は守勢に回る時間が長かったが、チーム全体が粘り強く耐え抜き、指揮官も「彼の持っているキャラクター、姿勢、鼓舞する声が必要だと思っていた」と感謝した。

 6試合ぶりの勝ち点3で5勝4分4敗と白星が先行し、順位も7位に浮上。9日のルヴァン杯・横浜FM戦、12日のJ1広島戦というホーム2連戦に向け、「久しぶりの勝ち点3だし、仙台に来て初めて勝てた。次はホームで喜びを分かち合いたい」と意気込んだ。

(取材・文 西山紘平)

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