beacon

さらばマイケル・キャリック…ラストスピーチでは病床のファーガソンにも触れる

このエントリーをはてなブックマークに追加

MFマイケル・キャリックが本拠地でラストスピーチを行った

 今季で現役引退となるMFマイケル・キャリックは13日のプレミアリーグ第38節で先発出場。最後となる本拠地での試合では、中盤からMFフアン・マタへロングパスを送り、FWマーカス・ラッシュフォードの決勝点の起点となった。

 19日にはFA杯の決勝があるものの、オールド・トラフォードでの試合はこの試合が最後となり、試合後にはキャリックがスピーチを行った。クラブ公式サイトが全容を伝えている。

 キャリックは「去年の顕彰試合で長く喋り過ぎたので、今日は手短に」と思いを語り始める。「全選手、全スタッフ、監督、コーチングスタッフを代表して、今シーズンもたくさんの応援ありがとうございました。アップダウンを経験したけれど、2位でシーズンを終えることができました。本当にありがとう」と関係者全員へ感謝を伝えた。

「そして皆さんに心から御礼を伝えたい。ホーム、アウェイの両方で皆さんはチームをサポートし続けてくれている。それは本当に信じられないことだ。大切にする思い出をたくさんいただいた。中には生涯忘れないものもある。特に、ここでの思い出はね。ここはフットボールをプレーする上で最高の場所だ。世界で最も偉大なクラブだと思う。この12年間サポートしていただき、本当にありがとうございました」

 また、5日に脳出血により緊急手術を行ったアレックス・ファーガソン氏についても触れ、「クラブの全員にとって大変な日々だった。その中でも大変だったのはサー・アレックスのご家族。サー・アレックス自身も大変な時を過ごしています。きっとどこかでこれを見てくれているか、僕の話を耳にするでしょう。サー・アレックスは、皆さんからのサポートに感謝するはずです。サー・アレックスとご家族のことを思い、彼の1日も早い回復を願っています」とかつての指揮官へメッセージを送った。

 引退後はジョゼ・モウリーニョ監督のもとでコーチングスタッフとなるキャリック。「今週から自分の役割は変わります。この機会を与えてくださったジョゼに感謝しています。彼との仕事が楽しみだし、彼から多くを学びたい」と今後の意欲を語り、「今季はウェンブリーでの試合で終わります。我々は、またFAカップをここに持ち帰るため、全力を尽くします。どうもありがとう」と最後のタイトル獲得に向けて、意気込みをサポーターに伝えた。

●プレミアリーグ2017-18特集

TOP