beacon

「イングランド代表にもう選ばないで」と協会に直訴…キャリックが代表での“憂鬱”を告白

このエントリーをはてなブックマークに追加

MFマイケル・キャリックがイングランド代表での“憂鬱”を告白

 今季限りでの現役引退を表明したマンチェスター・ユナイテッドのMFマイケル・キャリックがイングランド代表に招集されることを拒み、自身を招集しないようイングランドサッカー協会(FA)に直訴していたことを告白した。英『ミラー』が伝えた。

 キャリックが代表デビューを果たしたのは2001年5月25日に行われたメキシコ戦。デイビッド・ベッカム氏に代わり、途中交代でピッチに立った。しかし、イングランド代表の中盤にはスティーブン・ジェラード氏とフランク・ランパード氏が長くに渡って君臨。そのため、キャリックが輝く機会はほとんどなかった。

 W杯本大会でも最終メンバーには選ばれたが、2006年ドイツ大会の出場は1試合のみ。2010年南アフリカ大会では出番が訪れなかった。大会後、キャリックは「とても気分が落ち込んでいたときもあった」と明かし、「FAに対して『お願いだから僕を選ばないでくれ』と伝えたこともある」と告白した。『BBC』に答えた。

「ずっとチームには帯同していたけど、正直にいえばイングランド代表ではつらかったよ」

「ユナイテッドのプレシーズンで、3週間各国をまわるのは気にしなかった。だけどイングランド代表として海外に行く道程は憂鬱だった」

「みんな僕に対して、『しっかりしろ、呼ばれただけでも感謝しろ』と言ってくる。そういう意見があることは理解できるし、恵まれた立場にいたと思う。だけどとにかくつらかった。もうこれ以上続けたくないぐらいに」

 なお、キャリックの切なる願いは届かず、その後もイングランド代表には12試合招集された。2015年11月に行なわれたスペイン代表との親善試合が最後の招集となっており、代表キャップ数は35。キャリックは引退後、ユナイテッドでのコーチングスタッフのポジションでオファーされることが濃厚と見られている。

●プレミアリーグ2017-18特集

TOP