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Jリーグが事業規模で史上初の1000億円突破!17年度営業収入で浦和が史上最高営業収益

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ACLを制した浦和が史上最高営業収益を記録した

 Jリーグは25日、3月決算の3クラブ(柏レイソル、ジュビロ磐田、Y.S.C.C.横浜)を除く51クラブの17年度経営情報を開示した。J1・J2・J3合計の事業規模(営業収益の合計)が、史上初めて1000億円を突破する1030億8700万円となった。

 16年度との比較では営業収益が100億5800万円増加。DAZNとの契約により、Jリーグの配分金が55億1800万円増加したことが主な要因だが、会見した青影宜典クラブ経営戦略部部長は「45億円は経営努力」と評価した。

 クラブ別では、浦和レッズが史上最高営業収益となる79億7100万円を計上。自身が持っていた2007年の記録を数百万円上回った。

 クラブライセンス制度に関係する3期連続赤字クラブはなし。債務超過のクラブもなかった。ただし、鹿島アントラーズアルビレックス新潟ガンバ大阪ヴィッセル神戸水戸ホーリーホックジェフユナイテッド千葉横浜FC湘南ベルマーレツエーゲン金沢京都サンガF.C.レノファ山口FCガイナーレ鳥取FC琉球が単年赤字。そのうち、金沢、京都、鳥取、琉球の4クラブが2期連続赤字となった。

 なお、これまで3期連続赤字を計上した場合、ライセンスを失うことになっていたが、18年より3期以上連続して赤字を計上した場合でも、前年度の当期純損失の額の絶対値を上回っている場合は、ライセンスを失効しないという規定の変更がされている。

■17年度純利益
▽J1(▲は損失)
札幌(3300万円)
仙台(1300万円)
鹿島(▲1億3800万円)
浦和(3億3000万円)
大宮(0)
3月決算
FC東京(1億1400万円)
川崎F(2億6100万円)
横浜FM(2500万円)
甲府(1900万円)
新潟(▲5500万円)
清水(200万円)
磐田 3月決算
G大阪(▲200万円)
C大阪(500万円)
神戸(▲1億5500万円)
広島(100万円)
鳥栖(200万円)
J1合計(4億5500万円)

▽J2
山形(2200万円)
水戸(▲900万円)
群馬(300万円)
千葉(▲700万円)
東京V(100万円)
町田(2400万円)
横浜FC(▲2100万円)
湘南(▲8200万円)
松本(4700万円)
金沢(▲1400万円)
名古屋(3億6300万円)
岐阜(7100万円)
京都(▲1億900万円)
岡山(400万円)
山口(▲2400万円)
讃岐(800万円)
徳島(9900万円)
愛媛(6800万円)
福岡(2200万円)
長崎(5400万円)
熊本(100万円)
大分(9400万円)
J2合計(6億1500万円)

▽J3
盛岡(500万円)
秋田(700万円)
福島(200万円)
栃木(400万円)
YS横浜 3月決算
相模原(100万円)
長野(100万円)
富山(600万円)
藤枝(100万円)
沼津(1700万円)
鳥取(▲700万円)
北九州(600万円)
鹿児島(200万円)
琉球(▲7700万円)
J3合計(▲3200万円)

(取材・文 児玉幸洋)
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