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乾貴士、「外から見て」膨らませる攻守のイメージ

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日本代表MF乾貴士

 右太腿痛のため別メニュー調整が続いた日本代表MF乾貴士は、前日から部分合流を果たし、この日も「ゲーム以外のところは入った」。2日前から3-4-2-1のフォーメーション練習を始めたチームにおいて、少しだけ出遅れているものの、攻守においてイメージをしっかり膨らませている。

 自身の持ち味が発揮されるポジションは、「シャドーのところ」と語り、攻撃面においては「良い受け方で前を受ければチャンスは増える。そこは意識しないといけない」と口にし、「チームとしてうまく使っていければ」と語るのが両アウトサイドのポジションだ。前日までの練習では右には主にMF原口元気とDF酒井宏樹、左には主にDF長友佑都とDF酒井高徳が入ってトレーニングを行っている。彼らを生かすことができれば、「すごく良い形が増えていくと思う」とイメージを描いており、「そのへんも皆で合わせていかないといけない」と語った。

「攻撃は何とかなると思う」と話す一方で、3バックを新たに採用する守備面については、「もうちょっと決まり事をはっきりさせないといけないと思う」と続けた。

 シャドーで入った際に後ろのラインに「吸収されてしまうとよくない」。そして、「あまり下げ過ぎずにプレッシャーをかけないと、相手に余裕を持ってつながれるし、奪えるものも奪えない。相手CBの一人をFW(1トップ)の選手が行ったら、もう一人のCBをシャドーの一枚が行く場面も増やさないとスイッチが入らないと思う」と試合展開やタイミングを見て、前からプレッシャーを掛ける必要性を説いた。

 しかし、あくまで「外から見ていて」であり、「自分たちだけが行くと良くないので、そこは皆で合わせないといけない」とチームとして意思統一することが何よりも重要だとした。自身のコンディションは「ベストな状態に戻ってきている」と上向きで、30日ガーナ戦には「全然間に合うし、やれると思う」と表情を引き締めた。

(取材・文 折戸岳彦)

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