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麻也、攻守に課題感じるも…W杯初戦に「間に合わせる」

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日本代表DF吉田麻也

[5.30 キリンチャレンジ杯 日本0-2ガーナ 日産ス]

 新システムに取り組み初めて、まだ5日。当然、完成しているわけはない。6月19日に行われるロシアW杯初戦コロンビア戦まで、約3週間。日本代表DF吉田麻也は、3-4-2-1をその日までに「間に合わせる」と力を込めた。

 3バックの右に入った吉田は手応えを感じる部分もあれば、課題に感じる部分もあったと振り返る。理想と語ったのは守備の形。「僕がスライドして(相手の)ワイドの選手を捕まえて、(アウトサイドに入った原口)元気や(酒井)高徳がもう一個前でプレスを掛けるのが理想で、そういう時間帯もあった」。そして、「後半の立ち上がりも前から行こうと言って、最初は良い形でチャンスを作り出した」と語ったように、狙い通りの守備を行えた部分はあった。

 だが、高い位置からボールを取りに行った分、「後ろにスペースがあるので、ボールが後ろに出たときの対応の仕方をもうちょっとうまくやらないと厳しい」と守備面の課題を挙げるだけでなく、ボールを保持した際にも「逆サイドが空いているけど攻めあぐねて、(サイドを)変えられない時間があったので、もうちょっとボールを動かして、相手を走らせられれば」と攻撃面でも修正すべき点があったと感じている。

 実戦で初めて採用されたシステムとなり、課題に感じた部分もあったが、「『やりにくいな』『難しいな』という時間帯は少なかった」と一定の手応えを得ており、W杯初戦コロンビア戦までに「間に合わせる」とさらなる連係向上を図っていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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