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「監督が目指すのはまだ分からないですけど…」槙野は危機感を募らせつつ「前を向いてやるだけ」

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センターバックで先発したDF槙野智章

[6.8 国際親善試合 日本0-2スイス ルガーノ]

 本番を目前に控えた今も不安を拭えずにいる。日本代表はガーナ戦(0-2)での3バックから4バックに変更して臨んだが、根本的な課題を克服することはできず、同スコアで完敗。DF槙野智章は「チーム全体で危機感を持ってやらなくてはいけない」と反省を口にしつつ、「これをしっかり受け止めて前を向いてやるだけ」と語った。

 攻撃面ではガーナ戦に続く無得点。「自分たちがディフェンスでいいアクションを起こしてシュートまで持っていけるシーンは数多くありました。最後のところでシュートの精度、パスの精度を欠いていましたけど、攻撃は非常にいい部分がありました」。槙野と同様に西野朗監督も「形は作れている」と強調したが、ゴールの匂いを感じさせるチャンスシーンを作っていたとは言い難い。

 格上を倒す上で生命線となる守備でも再び脆さをのぞかせた。失点はPKとカウンターから。GK川島永嗣の軽率なミスなど自らピンチを招く場面も目立ち、さらにリードを広げられていた可能性もある。

 槙野は今回の4バックについて「いつもやっているメンバーで組んでいたので、何の戸惑いもなくやれたと思います。ラインの統率、セカンドボールへの意識、攻撃時のリスクマネジメントのところでも非常にいいものもありました」と語る一方、「もう少し隙なくやらなくてはいけない」と自戒を込めて話す。

「監督の目指す、4バックなのか3バックなのかまだ分からないですけど、監督の求めるものをしっかりピッチの上で表現できればなと思っています」

 W杯に向けて残されたテストマッチは12日のパラグアイ戦のみ。その後、19日にグループリーグ初戦のコロンビア戦に臨むことになる。

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