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攻撃に連動欠き…柴崎「チグハグな感じがした」

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後半25分から途中出場したMF柴崎岳

[6.8 国際親善試合 日本0-2スイス ルガーノ]

 1点を追う後半25分、MF大島僚太に代わって投入された日本代表MF柴崎岳(ヘタフェ)は「相手も間延びしていたので、プレッシャーもあまりなかった」と、中央から果敢にミドルシュートを狙った。

 ただ、結果は西野ジャパンになってから2試合ノーゴール。「なかなか点が取れていない。点を取れないと勝てないし、失点したら引き分けにもできない」と危機感は強い。「まだ前線のボールの動かし方、攻撃面での整理ができていなくて、チグハグな感じがした」と、率直な見解も口にした。

 そんな中、トレーニングの成果が垣間見られたのが、後半37分の右CKだった。キッカーを務めた柴崎は、ゴールこそ決まらなかったものの、ゴール前に精度の高いボールを送った。「練習でも良いイメージで蹴れているし、練習どおり蹴ることができた、味方も競ってくれているので、日本にとって大きいポイントになると思う」。

 この2試合はいずれもビハインドの状況での途中出場。それは本大会でもあり得るだろう。「考えられる状況としては追いかける状況。得点を取らないといけない状況なので、そこでなるべく前の選手が仕掛けられる状況をつくりたい。それと、こういう起用のされ方だったら、どんどんゴールに向かっていく動きを出しても良いかなと思う」。ロシアW杯前の強化試合は残り1つ。柴崎は手応えをつかみつつ、最後のアピールの場に向かう。

(取材・文 矢内由美子)

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