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「スパイクに何か入ってる?」乾の2ゴールを生んだ西野監督の“珍指令”

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後半に2ゴールを挙げたMF乾貴士

[6.12 国際親善試合 日本4-2パラグアイ インスブルック]

 指揮官の思いがけない“アドバイス”が後半の2ゴールを呼び込んだ。前半33分の決定機で右足のシュートをゴール上に浮かすなどチャンスを生かせずにいた日本代表MF乾貴士(ベティス)。0-1で折り返したハーフタイムに西野朗監督から予期せぬ声をかけられた。

「スパイクの中に何か入っているんじゃないか? 親指のあたりを調べてみろ」。チャンスにシュートミスを犯していた乾に対し、ジョークをまじえてハッパをかけた。すると、スパイクを履き替えて臨んだ後半6分、MF香川真司からワンタッチパスを受け、左サイドから中に持ち込み、右足を一閃。鮮やかなミドルシュートをゴール右隅に流し込んだ。

 代表初ゴールを含む2得点を挙げた14年11月14日のホンジュラス戦(6-0)以来、約3年7か月ぶりとなる国際Aマッチ3ゴール目が西野ジャパン3試合目にして待望の初ゴール。1-1の同点に追いつくと、後半18分にも香川が落としたボールを右足で振り抜き、GKの手を弾いて逆転のゴールネットを揺らした。

「スパイクを変えて(後半に)臨んだら2点入った。試合が終わって(西野監督に)『前半のスパイクは捨てたほうがいいよ』と言われたので捨てようと思います」と冗談交じりに笑った。

「気持ちの面で切り替えないといけないと思った。自分を責めてしまうより、スパイクにあたろうと。スパイクのせいではないんだけど、試合中は“スパイクが悪いんだ”と。そういう切り替えの仕方がいいかは分からないけど、今日は良かったのかなと思う」

 いずれも香川のパスから2ゴール。C大阪時代のチームメイトとのコンビネーションには「崩せる手応えがあった」と胸を張る。トップ下に香川、左サイドに乾という組み合わせがW杯本番でも武器になるのか。「まだ次が本番。今日の試合は終わったことなので、しっかり切り替えていきたい」。そう表情を引き締めた乾は「でも勝ったことでチームの雰囲気は良くなる。勝ったのは良かったし、みんなが走り切ったのは良かったと思う」と、自らの2ゴールで西野ジャパン初勝利に貢献できたことを素直に喜んだ。

(取材・文 西山紘平)

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