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パラグアイ戦に続いて「193cm砲」炸裂なるか。U-16代表CB佐古は無失点と連発も狙う

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U-16日本代表の193cmCB佐古真礼(左)は無失点勝利と連発も狙う

 世界相手に再び「193cm砲」を炸裂させる。U-16日本代表のCB佐古真礼(東京Vユース)は13日の「U-16 インターナショナルドリームカップ2018 JAPAN presented by 朝日新聞」U-16パラグアイ代表戦で右FKからヘディング弾で追撃ゴール。0-2とリードされていたチームに息を吹き込む一撃を決めたCBは、「気持ちが入っていたので」と珍しく吼えて仲間たちを鼓舞していた。

 自身も含めて弱気になってしまった立ち上がりに2失点。後半開始直後にも一瞬の隙を突かれて失点した。試合には敗れたが、佐古は個人としても、チームとしてもやれた部分があったと感じている。自身のゴールの後は攻守において気持ちのこもったプレーが増え、連続でパスを繋いでパラグアイを翻弄していた。

 試合最終盤は佐古も前線に上がってゴールを目指したが、日本は精度、ゴール前の質を欠いて2-3で敗戦。黒星発進となったが、佐古は「思い切ってチャレンジしようとなってから、やれなくはないと感じる。あとの2試合は本当にやるしかないから、自信を持って戦いたい」とセネガル戦、スペイン戦では自信を持って戦い、勝利することを誓った。

 佐古の持つ193cmの高さはU-16日本代表にとって大きな武器だ。パラグアイ戦に続く連発を期待する声に対し、佐古は「次もチャンスあれば狙いたいし、(今度は)それを勝利に繋げられるようになりたい。(点を取っても)負けていたら意味がない。それを勝利に。まずゼロに抑えるところからやっていきたい」と力を込めた。

 昨年は初戦でオランダに負けながらもアメリカ、ギニアに連勝して逆転優勝。佐古は「(14日の)練習でもゴリさん(森山佳郎監督)から言われましたが、次の試合からはもう入りから行けるようになっていかないといけないし、もうウォームアップから強気でやらないといけないし、そういう気持ちで後の2試合を戦っていくつもりです。去年もそうだったので、まだ行けるぞという雰囲気はチームの中にもある。もう一回団結してここからいこうという雰囲気になっているので、頑張りたいです」。自分たちも残り2試合連勝して逆転Vを果たす。

(取材・文 吉田太郎)

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