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開幕戦を見て西野監督が抱いた懸念「ピッチがどこも悪い」

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練習を見守る西野朗監督

 日本代表西野朗監督が15日の練習後、ベースキャンプ地のカザンに入って初めて取材対応を行った。この日から19日のW杯初戦・コロンビア戦(サランスク)まで4日連続の非公開練習となったが、「カザンに入ってからはクローズにしたいと思っていた。予定どおりというか、みなさん(報道陣)には申し訳ないですが」と説明。この日は報道陣をシャットアウトし、セットプレーの守備の確認をしたことを明かした。

 午前中のミーティングで選手にコロンビアの攻撃のセットプレーの映像を見せ、ピッチ上でそれに対応する守備の仕方を確認。「今日はディフェンスの面だけ。明日の午前中に(コロンビアの)ディフェンスを見て、我々はオフェンスの確認をする」と説明した。

 コロンビアについては「直近では(6月1日の)エジプト戦しかやっていないし、(日本と同じベースキャンプ地の)カザンに入ってから試合を組んでいるとの情報も入っていない。完全に隔離された中でやっている」と、限られた情報しかつかめていないことも認めた。

 ロシアW杯は前日14日に開幕し、アジア勢のサウジアラビアが開催国のロシアに0-5で大敗した。指揮官は「オープニングゲームという要素もあるが、それにしても真っ向から戦いに行ったなと」と、サウジアラビアに対する印象を口にし、「91分、94分に失点しているのは、タフに最後まで戦えていなかったのかなというのはある」と指摘した。

 映像を見て感じたのは「ピッチがどこも悪い」ということ。「ここ(カザンの練習場)も非常にやりにくい。24mmあって、短くはならないみたいで、どうしてもボールがブレる」との懸念を強めるが、「(コロンビア戦が行われる)サランスクはもっと長いと聞いている」こともあり、練習の中で選手が対応していく必要がありそうだ。

(取材・文 西山紘平)

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