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「3戦目が運命の試合」ポーランド戦にフォーカスする長谷部

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猛暑の中、クールダウンするMF長谷部誠

 2-2の引き分けで勝ち点1を取ったセネガル戦から一夜明けた25日、ベースキャンプ地のカザンでトレーニングを再開した日本代表MF長谷部誠(フランクフルト)が取材に応じ、「2試合を終えて勝ち点4だけど、自分たちはまだ何も勝ち取っていない。次の3戦目が運命の試合になる」と意気込みを新たにした。

 セネガル戦後は無作為抽出のドーピング検査があったため、取材エリアを通らず、そのまま機上の人に。コロンビア対ポーランドの試合が行われていた時間はちょうど飛行機に乗っており、「結果は降りてから知った」という。

 その結果、日本は28日のポーランド戦で引き分け以上なら自力で決勝トーナメントに進出。負けてもセネガル対コロンビアの結果次第でグループリーグ突破の可能性がある。ポーランド戦は、同時刻に行われる“裏カード”の展開に応じて戦い方を変える必要性も出てくる。

 日本としてはどういう戦いが望ましいか。「サッカー人生でこういうシチュエーションは今までもあった」。長谷部はそう言いながら、「日本は引き分け狙いで行って、それを取れるようなチームではない。勝ち点の計算よりも、勝ち点3を取りに行くことにフォーカスしてやっていくべきだと思う」との考えを示した。

 もちろん、試合中に方向性を変えなくてはならない場合も出てくるだろうが、そこで生きてくるのがチームとしての対応力だ。セネガル戦では2-2で迎えた後半42分に攻撃的な選手であるMF宇佐美貴史が投入され、“勝ちに行く”という指揮官のメッセージを受け取りながらも、「その中でもただ前がかりになるだけじゃないところをみんなが感じ取れていた。そのバランス感覚が今はいい状態だ」という。

「他カードの状況はベンチが分かっていると思うし、それをフィールドに伝えるということもある思う。ただ、一番大事なのは自分たちのパフォーマンスに焦点を当てること」。キャプテンとして複雑な状況になった場合も想定し、勝負のポーランド戦を見つめた。

(取材・文 矢内由美子)

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