自分の得点にはこだわらない。24日のセネガル戦(2-2)でW杯初ゴールを決めた日本代表MF乾貴士(ベティス)は2戦連発が懸かる28日のポーランド戦に向け、「チームが勝てばいい。自分どうこうでなく、チームに貢献したい」と、フォアザチームを強調した。

　公式練習前に行われた記者会見では西野朗監督が絶賛した。12日のパラグアイ戦(4-2)での2ゴールが、当初はスーパーサブとしての起用を想定していた指揮官の考えを翻意させ、開幕から2試合連続の先発出場。セネガル戦では1ゴール1アシストを記録し、「正直、想像というか、予想以上のパフォーマンスを出している」と言わしめた。

　ただ、セネガル戦は2-2の引き分けに終わったことで「(個人の)結果が出たのはうれしいけど、勝てなかったことが残念だった」と悔しさもあった。だからこそ、ポーランド戦は勝利が最優先。中3日の連戦にも「(体力を)セーブすることはないし、交代カードもある。そこは考えないでやっていきたい」と意気込んだ。

(取材・文　西山紘平)

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