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「惨敗を願う」「W杯が汚された」 日本批判の英メディア、自国の2位転落には好意的

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8人交代の策に出たイングランド代表のガレス・サウスゲート監督

 グループリーグ最終節の敗戦で2位での決勝トーナメント進出を決めたイングランド代表だが、現地ではおおむね好意的に受け止められているようだ。先発8人を変えて臨んだベルギー戦後、イギリス国営放送『BBC』は決勝トーナメント1回戦だけでなく、準々決勝の組み合わせを論じている。

 G組首位に立っていたイングランドは28日、グループリーグ第3節でベルギーと対戦。ともに勝ち点6、得失点差+6、総得点8で並んでおり、フェアプレーではイングランドが優位に立っていたが、FWアドナン・ヤヌザイのゴールで勝利したベルギーが首位突破を決めた。

 ガレス・サウスゲート監督が選んだメンバーに「トーナメントに向かうにあたり、勝利が最優先でなかったことを意味する」と記した記事では、「今後のルートを仕組むことができる」という敗戦を意図したような小見出しも。そこでは「G組で勝利を得るより簡単なルートになる」と述べられている。

 その理由は、決勝トーナメント1回戦でコロンビアに勝利すれば、次はスウェーデンとスイスの勝者と対戦できるため。コロンビアの「脅威にさらされる」という可能性にも言及したものの、すでにその後の展開を見通しつつ、グループリーグ最終節での敗北を受け入れているようだ。

 一方、BBCは別の記事で、日本代表がボール回しの末に敗北を受け入れたことについて言及した。6人のコメンテーターの意見を掲載し、「次のラウンドで惨敗することを願う」「茶番だった」「すばらしいW杯だが、ポーランド対日本戦で汚された」などと厳しい意見が多数派を占めている。

 そんな中、元スコットランド代表のパット・ネビン氏だけは唯一、「私はそんなフットボールを観たくはない。だが、彼らがもし攻め込んでいく道を選び、敗退していたならば、ナイーブで愚かだと言われるだろう」と理解を示している。

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