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逆転勝利に興奮のマンジュキッチ「僕らのような勇敢なチームだけが出来る」

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決勝点を挙げたクロアチア代表FWマリオ・マンジュキッチ

 クロアチア代表は11日、ロシアW杯準決勝で延長戦の末にイングランド代表を2-1で破り、初のファイナル進出を果たした。決勝点をマークしたFWマリオ・マンジュキッチは試合後、「奇跡が起こった」と興奮気味に語っている。アメリカ『ESPN』が伝えた。

 前半5分に先制を許したクロアチアは、後半23分にDFシメ・ブルサリコのクロスからFWイバン・ペリシッチが同点ゴールを奪取。そして延長後半4分、ペリシッチが頭でつないだボールをマンジュキッチが受けると、左足でゴール右に突き刺し、チームを逆転勝利へと導いた。

 母国の歴史を変えたヒーローは「これは奇跡だ。僕らのような勇敢なチームだけが、イングランドのような相手に逆転することができる。僕らはまるで獅子のように戦った」と歓喜。「決勝でも同じようなパフォーマンスをお見せしたい」と優勝を見据えた。

 また、1ゴール1アシストでマン・オブ・ザ・マッチに輝いたFWイバン・ペリシッチも次のように試合を振り返っている。

「とても難しい試合だった。この準決勝がクロアチアのような小国にとってどれだけ大事なのか、みんなよく分かっていたから。立ち上がりは緩かったけど、ここまでの決勝トーナメントの試合でやってきたように、自分たちの特徴はしっかり出せたと思う」

 クロアチアが準決勝まで進んだのは1998年フランス大会までさかのぼる。「20年前、僕は出身地のオミシュに戻っていた。僕はクロアチアにルーツがあるし、クロアチア代表のユニフォームをこの身にまとっている。いつの日か母国を代表してプレーして、チームを決勝に導くような重要なゴールを決めたいと思っていた」。29歳のアタッカーは子供の頃に誓った夢を叶えたことに喜びを示した。

 クロアチアを率いるズラトコ・ダリッチ監督も「決勝進出に値するパフォーマンスだった」とチームの戦いぶりに胸を張る。「本当に素晴らしいプレーだった。歴史を作ったんだ。だが、まだ締めの言葉は言わない。まだ試合は1つ残っているのだから」。決勝で対決するフランスは、くしくも1998年大会の準決勝で敗れた相手。指揮官は「これも神のご意思だ。私たちが世界王者になる」と世界一を懸けた“再戦”に向けて意気込んだ。

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